日本グルーヴチューン振興会

2006マイベスト:企画編

殆ど考えも纏まらないまま書き出していますけど(苦笑)
とりあえず、日にちも無いので・・・
今年、印象に残った作品のうち、オリジナルアルバムの範疇からはみ出すモノ(ベスト、ライヴ、オムニバス、カヴァー、トリビュートなど)をリストアップします。

『THE HiT MAKER-筒美京平の世界-』
The_hit_maker_1 まず、コレです。
大好きな作曲家、筒美京平センセの作品を集めた6枚組ボックスセット。聴いてて、その曲調の多彩さに改めて驚きます。
そして、意外な人に書いた曲、メジャーな曲をカヴァーした作品、アニメやテレビCM作品など、今まで知らなかった曲を知ることができました。
名曲満載♪です。

『3peace』Clammbon
3peace_1 今年聴いたライヴ盤の中で、後述するスクービードゥーと双璧だったのがコレです。
何よりも、オーディエンスとの一体感が素晴らしいです。
MCと観客のやり取りまで収められた、暖かいライヴ盤。
冒頭の「シカゴ」と「はなればなれ」でノックアウトされました(笑)

『Coco d'Or 2』Coco d'Or
Coco_dor_1 元SPEEDのhiroによるカヴァープロジェクト第2弾。
前作はジャズのメジャーなスタンダードを歌っていましたが、今回はソウル、ロック、ポップス、レゲエなども演ってて幅が広がった感じです。
プロデュース陣は今回も、COLDFEETや中塚武、ファンタスティック・プラスティック・マシーン、ゴンザレス鈴木、福富幸宏といったセンスの良いチョイスです。
彼女の表現力の成長っぷりが感じられる1枚。

『best best beret!!』beret
Beretbest_1 クラブ系ラテンポップユニット、beretが解散に際して出した2枚組ベスト。
ここには、サウンドクリエイター奥原貢のポップマイスターとしての輝きが詰まっています。
メロディメイカーとしての証が収められています。
実に上質でフックの効いた楽曲ばかり。心地よさ、という点では今年の作品群の中でも随一かもしれません。

『LIVE CHAMP-A BEST OF SCOOBIE DO-』SCOOBIE DO
Livechamp_1 クラムボンのライヴ盤と甲乙つけがたいのが、この2枚組です。
2日続けて行われた全く状況の違うライヴをそれぞれ1枚づつパッケージした作品。
それぞれの雰囲気もよく伝わります。
スタジオ作品の時よりドライヴして弾ける演奏(特に、マツキのギターは最高!)は必聴です。
代表曲は全て網羅された、ある意味ベスト盤的ライヴとも言えるかな。
1枚目の18曲目からラストの21曲目の流れは、かっこ良過ぎる♪

『小唄婦人』柴草玲
Kouta_1 コレ、企画編に入れてイイものかと迷ったんですけどね・・・全曲、彼女のオリジナルだし。
でもまぁ、彼女がラジオ番組のコーナーで作った作品群を集めたモノ、というコトでオリジナルアルバムとは一線を引くことにしました。
ただし、内容は絶品です。メロディといいヴォーカルといい実に真摯に作られたモノと感じます。
名曲「ゴルゴ13のうた」や「さよならウンチ」「桜島」といったあたりは必聴です。マイルドで暖かいヴォーカルと、ゆったり美味しいメロディの融合をお楽しみください。

『14プリンセス-PRINCESS PRINCESS CHILDREN-』
14princess_1 ソニーグループ所属の若手アーティストが、プリンセス・プリンセスの曲をカヴァーする、というトリビュート盤。
ヒット曲が多いだけに、耳に残っている作品をフレッシュな面々が演るという企画はGOODです。
実際、このアルバムで“いきものがかり”や“wiz-us”といった新しい芽を見つけることができたし。
個人的ベストトラックは、ナチュラルハイの「世界でいちばん熱い夏」です。

『つじベスト』つじあやの
Tsujibest_1 あやの嬢、待望の2枚組のベスト。シングルコレクションと、あやのちゃんセレクションが収められています。
こうやって聴いてみると、メロディのフックの強さと、ヴォーカルの軸がぶれない芯の強さを感じられる作品ですね・・・
カヴァーも見事にあやのワールド。スガシカオ「黄金の月」のカヴァーなんて絶品ですからね。
コストパフォーマンスが高い、お買い得な一枚です。

『CRYSTALLIZED』SOULHEAD
Crystallized_1 私にとって、リミックスに対する偏見を覆すアルバム。
オリジナルの良さをちゃんと残して自分の意匠を足す、ホントの意味での価値ある再構築がなされた楽曲揃いです。
そんな中でも特筆すべきは「FURUSATO」の長岡成貢によるリミックス。
元々、めちゃくちゃ素晴らしいバラッドだった「FURUSATO」をあんなアッパーチューンに仕立てるセンスには、唯々驚くばかり。

『WEEKEND SHUFFLE』土岐麻子
Weekend 元Cymbalsのヴォーカルにして、日本屈指の名サックスプレイヤー“土岐英史”の娘、土岐麻子さんによるカヴァーアルバム。
以前にも洋楽のジャズアレンジカヴァーを何枚か出してますけど、今回は日本語ポップスがメイン。
YMOの「君に、胸キュン」や、吉田美奈子の「夢で逢えたら」、シュガーベイブの「DOWN TOWN」、ケツメイシ「夏の思い出」といった名曲をジャジィにスタイリッシュに歌っています。
素晴らしくキュートで浮遊感あるヴォーカルは、軽やかで尚且つ耳に残ります。
2曲をアレンジした山本拓夫さんの手腕も見事なモノでした。シティポップスフリークの私には“どストライク”のサウンドメイクでしたねぇ。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

ばつ
Water.T。さん、コメントありがとうございます~
http://funky-katsu.blog.ocn.ne.jp/musicmania/
土岐さんの声は、他のアーティストのコーラスでも良くわかるくらい輪郭のハッキリした声だと思います。
実際、ご自身のオリジナルより他のトコで耳にする機会の方が多いくらいで(笑)
ご自身のアルバムも聴いてみたいんですが、なかなかソコまで手が回らないのがもどかしい(苦笑)
Water.T。
土岐さんは、CDリリースする度に、チャートインす...
それまでは、名前だけ・・・。
土岐さんの音源では、デビュー盤も、オススメです。
お父様《土岐英史》さんも、SAXプレーヤーとして、六本木の交差点そばのJAZZ HOUSE「alfie」でも、時々、ライブなさってますよ。(もちろん、ほかのハコでもプレイされているのですが)
1月は12日13日の夜ですね。
13日の夜には、テリフラのSpicyギターリスト《松田肇》さんのミュージシャン仲間でライブもやってらっしゃる人気ベイシスト《坂本竜太》さんがBassで参加します。
NETでチェックしたら、凄いメジャーなベイシストの方でした。
・・・話が、それてしまいましたね。
素敵なヴォーカリストです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「CDレヴュー」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事