日本グルーヴチューン振興会

嵐「ワイルド アット ハート」

ご無沙汰しております・・・・・・
3月も終わりが近くなり、仕事環境がどうなるかドキドキの日々(苦笑)
早く、ブログ書ける様になりたい




さて、前エントリーに続いて嵐のニューシングルについて。
「迷宮~」の時といい、過去レヴューと新曲を連投するのは何故なんだか(笑)




「ワイルド アット ハート」
2012/3/7リリース
ジェイ・ストーム
JACA-5311
Wildatheart 嵐、2012年第一弾シングルです。個人的には大好きですね~



娘曰く、ジェイ・ストーム移籍後はその年の1発目のシングルは殆ど“アタリ”だというのも頷ける出来(笑)

ちなみに各年の第一弾シングルはこんな感じですな
2002 「a Day in Our Life」
2003 「とまどいながら」
2004 「PIKA★★NCHI DOUBLE」
2005 「サクラ咲ケ」
2006 「きっと大丈夫」
2007 「Love so sweet」
2008 「Step and Go」
2009 「Believe」
2010 「Troublemaker」
2011 「Lotus」



で、今回のシングルですが、通常盤の場合やはりカップリングの出来が気になるところです。






タイトル曲「ワイルド アット ハート」は、ギターリフが印象的なロックグルーヴで、派手目のバックトラックが彼らのヴォーカルと上手くマッチングした良い作品と思います。
特に2番のヴァースでのソロパート繋ぎは各人の個性がちゃんと生きててイイな~と思います。
でも、最初に聴いた時の印象は、SMAPの「俺たちに明日はある」と「たいせつ」だった様な(笑)
いや、どこがどうという訳じゃなく、あくまでもインプレッションなんだけども
個人的にはポジティヴな回帰現象と捉えています。
最もエッジィだった時の音への敬意と、自分のモノとして発信する為の昇華。
まだ完全にこなれきってない感じも好ましい。




そして、カップリングの「ついておいで」に関しては、現行の彼らとしては最高水準のアッパーグルーヴだと感じました。
ha-jらしい、煌めく躍動感溢れるストリングスアレンジと、ほんのり漂うラテンの香りがツボ
後ノリで身体が揺れる極上のグルーヴチューンに仕上がってますが、サビのメロディなんかは歌謡曲的なベタさ加減があって、それがまた嵐らしいといいますか(笑)
カッコよく仕上げた楽曲にも親しみやすい“いい意味”での俗な要素が忍ばせてある。





「ふたりのカタチ」は、重ためのベースが響くミドルグルーヴ。石塚知生による、嵐らしい王道のアレンジが楽しめます。
惜しむらくはメロディのフックの弱さ。少し中途半端な感じに思えます。
もっとメロディがキャッチーなら、もっとベースラインを厚くしてへヴィファンクにしても面白かったかな~なんて(苦笑)






3曲とも、インストがまたカッコいいです。是非、意識して聴いてみて欲しい。それからヴォーカルの入った方を聴くとまた違ったモノが見えたりすると思います。





まだ着こなせてはいないけど、オシャレが板についてきた感じがします。
今はまだ貸衣装の様に少しフィットしてないかもしんないけど、いつかオーダーメイドみたいにピシっと決まるはず。
それだけ期待できる攻め方をしていると思うのです。


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コメント一覧

デルフィス(ex-ばつ)
しげぴ様、聴いて頂き感謝です。
http://funky-katsu.blog.ocn.ne.jp/musicmania/
こーいうのがお好きなら、同じ山下達郎で「Solid Slider」などもお気に召すかもしれません。35年前の作品だとは思えぬほどスタイリッシュなファンクチューン。
全ての楽器が各々の仕事をしているのが感じられます。
良かったらお試しあれ(笑)
しげぴ再び
デルフィス殿
お返事ありがとうございます。へヴィファンクの二曲、聴いてみました。私こういうの、大好きです。山下達郎さんにビックリです。是非嵐にも歌えるようになっていただきたいものです。おっと、長生きしなくちゃ(笑)。
お仕事が大変そうですが、どうぞくれぐれもお体に気をつけて下さいませ。
デルフィス(ex-ばつ)
しげぴ様、コメントありがとうございますm(__)m
http://funky-katsu.blog.ocn.ne.jp/musicmania/
私は、ポップミュージックが大好きですが、クラシックやジャズとの大きな違いは、隙やギャップや下世話さやダサさを容認する音楽だからだと思うコトがあります。
一番それを感じるのが、スキルばかりが高く歌が上手いとされる人のパフォーマンスが、それほど魅力が無いというトコロ(笑)
ただ上手いだけ、ただ技巧に長けているだけ、そんなコトを越えるサムシングが無ければ意味が無い。
その懐の深さがポップの肝。パーフェクトだと引っ掛からないコトが、ヘンな歪さで引っ掛かったりする。それこそがフックです。

へヴィファンクですか・・・・私は、一般的な意味とは少し違う感じで使っていますが、とりあえず低音部(特にベース)が音圧が強く響くモノであること。ドラムとかのリズムのタメがあってBPMがそれほど速くないこと。それでも身体が横に揺れるグルーヴが存在すること。そんな音楽をへヴィファンクと呼んでいます。
邦楽でパッと浮かんだのは、山下達郎の「HEY REPORTER!」辺りですかね(笑)
洋楽だとThe Systemの「Don't Disturb This Groove」とかも好き。
しげぴ
デルフィス殿
ご多忙中レビューをありがとうございます。また、先のエントリーでの謎解きレスにも心から感謝します。まいど面倒臭いコメント、懲りずに受け取って下さいませ。
タイトル曲が素晴らしいのは期待通りでしたが開けてびっくり、私は「ついておいで」がお気に入りなのです。どうぞイントロのシャウトは私の心の叫びだと思って下さい(笑)。「嵐来たね、もっと来いもっと来れるだろ嵐」って感じです。好きなストリングスもいい感じです。そのうえこちらで『現行の彼らとしては最高水準のアッパーグルーヴ』と誉めて下さったので、さらに大好きになってしまいました。
先日いただいたレスに『完璧でない、少し歪なギャップにはフックが存在します』とあり、フックも多様で深いなあと考えておりました。そしておそらくこの曲にもそういうフックがあると思いました。罪なフックだこと。で、テンション上がっちゃいますから次の曲は中途半端でちょうどいいかも。とはいえ、ヴォーカルはこちらの方がグイグイ来るんですけどね。ヘビィファンクってどんなですか?良ければ代表曲を教えて下さいませ。
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