2週続けてガールズアイドルのレヴューになります。私はアイドル楽曲が好きですけど、現場に行ったりしないし複数買いも極力しないしグッズとかも買わないので、運営側からすると歓迎されざる客なんだろうな(笑)
ただ単に楽曲が好きで、それを紹介したいというスタンスだけで記事をエントリーしてますんで、良かったら聴いてみて頂ければと思います。
『Grooving Party』
2015/3/25リリース
発売:あるあるRECORDS
販売:YOSHIMOTO R and C
YRCS 95038(Type-D)
彼女たちの音を聴いたのは何がきっかけだったのか記憶が無い(苦笑)
多分、深夜番組かなんかで曲の一部を聴いたんだと思う。イイ感じのアイドルグルーヴだなと思っていたけれど、シングルを一つずつ拾っていくのは物理的に難しいなと思い、アルバムが出るまで待つか・・・・と思ってから1年くらいですか?
ようやく音源を手にした訳ですが、良いですねコレ。気持ちがいいアイドルディスコが詰まってます。
正直なところ、未だにメンバープロフィールとかちゃんと見たコトないんですけども
俺って、ホントに音にしか興味ないんだなと反省しつつ書いてますが(笑)
全7曲の作・編曲は1曲を除いて筑田浩志氏(1曲目だけ、元PAMELAHの小澤正澄氏)なんですが、彼は松井寛さんの門下なんですね。俺の好みにハマるのも頷ける。九州というアイドル激戦区にはイイ人材がいて羨ましい(笑)
収められている楽曲は基本的にディスコファンクとアイドルポップを絶妙の塩梅でブレンドしたものばかりで、テンションが上がります。特に後半の3曲に関してはずっとループさせていられる。
「Neo Disco」における「Boogie Wonderland」(Earth,Wind & Fire)使いの清々しいまでの潔さ。
「じゃじゃ馬と呼ばないで」におけるサビのユニゾンのTomato n' Pineを彷彿とさせる気持ち良さ。
「She is WANNABE!」におけるハロプロテイスト(Bメロで少しアバの「ヴーレ・ヴ―」が頭に浮かんだりも)の疾走感全開な感じ。
古今東西のグルーヴチューンやアイドルポップの美味しいファクターが其処彼処に感じられる。
松井氏同様に打ち込みながら血が通ったゴージャスなサウンドメイクは大好物です。まぁ、機会があったら生音でも聴いてみたい気はしますけど(笑)
ヴォーカルに関しては、素直さと微妙なクセの混じり具合がアイドルポップとして有効だなと感じます。決して上手いタイプではないけど、カラオケ採点マシンで高得点取るだけで魅力のない歌より惹かれますね。
とりあえず、メロディのキャッチーさとグルーヴィなアレンジがある限り、彼女たちの音はウオッチしていきたい。それだけの価値があると確信できるアルバムでした。