普段、ガールズアイドルの曲を聴いていると家内はあまり良い顔をしません(苦笑)
それは純粋に彼女が、若い女の子のキンキンした歌が苦手だという事なのですが、家内も好きだと言ってくれるガールズアイドルがコチラです。
Negicco
『Negicco 2011~2017-BEST-2』
2017/7/20リリース
レーベル:T-Palette Records
ディストリビューター:タワーレコード
TPRC-0180/TPRB-0006(初回生産限定盤)
彼女たちの楽曲がとにかく粒揃いでイイキョクばかりだというのが、私以上に音楽にシビアな家内が聴いてくれる理由の一つでしょう。このアルバムはベスト盤ですから当然だという意見もあると思いますが、それでもこんな名曲だらけのアルバムは滅多にありません。
楽曲のクレジットに名を連ねるのは堀込高樹(KIRINJI)、長谷泰宏(ユメトコスメ)、西寺郷太(NONA REEVES)、小西康陽、矢野博康、田島貴男(オリジナルラブ)、池田貴史(レキシ)、土岐麻子、さかいゆう、畳野彩加(Homecomings)といった、日本のポップスを牽引する作り手たち。これだけの面子がNegiccoの為に曲を書いている。しかも、例外なくハイクオリティな楽曲。それだけでも凄いのですが、もっと注目すべきはこのアルバムの楽曲の3分の1強の楽曲を書いているのが、彼女たちの楽曲をずっとずっと支えてきたconnieさんだという事実。音楽で食ってる人じゃないんですよ。普通にサラリーマンですよ。何なんですかね、この楽曲制作力の高さ。「あなたとPop With You!」とか「圧倒的なスタイル」とか「さよならMusic」とかアイドルポップとしての完成形に近い出来だと思うくらい素晴らしい。目頭熱くなります、ホントに。
そして冒頭に収められた新曲「愛は光」がもう涙モノ。
堀込高樹が書き、KIRINJIがアレンジと演奏を担当した柔らかく神々しいミディアムチューン。この曲にはタイトルどおりNegiccoやファンに対する愛が溢れていると感じるのです。ブックレットに挟まっていたメンバー3人の手紙を読みながら、この曲を聴いていると不覚にも泣いてしまう・・・・彼女たちが14年という長きに渡って活動してきた事がこの曲に結実していると感じるのです。
私は常々、Negiccoこそが日本のポップスの優れた作り手のhubだと思っています。彼女たちと繋がるミュージシャンを集めたら、すごい事になるだろうなと。そして、その輪はこれからも広がっていくと信じています。
どうか、少しでも長くNegiccoが活動し続けられる事を祈って。
そして、一人でも多くのポップスファンの耳に楽曲が届きます様に。