前記事のceroとは全然音楽性違うけど、聴いてると何だか似たような気持ちになってしまう楽曲。
アダルトコンテンポラリーのテイストが漂う地味にハマっていく一曲です。
Al Stewart - Year Of The Cat
1976年に全米チャートでスマッシュヒットしたアル・スチュワートの同名アルバムの最後を飾る6分超の壮大なナンバー。
1976年というとボズの『シルク・ディグリーズ』やイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』と同年のリリース。大人が聴くロックが一気に花開いた時期という印象です。
プロデュースは大好きな、アラン・パーソンズ・プロジェクトを率いるアラン・パーソンズ。プログレ畑と関わりの深い彼らしくゴージャスでドラマティックな音作りが堪りません。
そして、ポップ史に残るイントロのピアノリフの素晴らしさ。間奏のソロも最高です。アルの柔らかく渋いヴォーカルも実に味わい深い。
一度聴いて食いつくタイプの曲というより、何度も聴いてハマっていく。そして何度も聴きたくなるいぶし銀の名曲です。