プライベートで、ちょっと色々ありましたもんで、ずいぶんと間が空きました。
また、徐々に進めていこうかと思います。
今日の１枚は、新世代の歌姫の一人。
福原美穂
『Music is My Life』
2010/6/16リリース
Sony Music Records
福原美穂、メジャーデヴュー後２枚目のフルアルバム。
前作のレヴューの時、私は若干の違和感を口にしました。
それはまぁ、私の個人的嗜好とのズレを感じただけのコトだった訳ですが、今回のセカンドアルバムについても、その違和感は少し残っていたりします。
前作に比べて、ヴォーカルの説得力は増しているし、抑揚も効いている。
生音に対する拘りも強く、演奏のクオリティも高い。
アレンジは山口寛雄や皆川真人、亀田誠治といった面々で不足は無し。
それでも、突き抜けた感じがしない。
特に、前半～中盤がどうも・・・・・・(苦笑)
２～５曲目はシングルチューンが並んでて、アレンジもブラッシュアップしているのに、ワクワクが感じられない。
ただ、何曲かハッとさせられる瞬間があったのも確か。
１曲目「RISING LIKE A FLAME」は、大好きなアランパーソンズプロジェクトの「Some Other Time」をサンプリングしたファンクチューンで、彼女の新しい可能性を感じるに十分な逸品。
そして、「なんで泣きたくなっちゃうんだろう」から「TOUCH ＆ LOVE」に繋がるアッパーファンクゾーンは圧巻の出来。
この２曲があるから、まだまだ彼女を見限るコトができない。
「TOUCH ＆ LOVE」には、彼女のポテンシャルを引き出す力が溢れてる。こんな曲をもっと聴きたい。ワクワクしたい。
多分、シングルにしても売れないと思うけど。
普通に考えて、この曲は広く一般大衆にアピールする曲とも思えないし(苦笑)
ファンクの持つ、いい意味の下世話な感じが出た曲を歌って欲しいと感じてしまったセカンドアルバムでしたが、まだまだ先は長いから・・・
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