今日は、とにかく感情が先走っているので、纏まりなく書き綴るコトになるので整理されない文章になる事を予めお断りしておきます(苦笑)
1週間前の金曜日、高松DIMEというライヴハウスにいた。
家族4人揃ってのライヴ参戦という初めての状況。その目的は家族みんな大好きなUNCHAINのステージ。ブログのカテゴリに単独のバンド名を作るほど入れ込んでいるので、素晴らしいステージになるだろうとは思っていましたが、その出来栄えの見事さは想像以上でした。ライヴなのに艶やかに伸びやかに響き渡る谷川くんのヴォーカル、タイトにグルーヴィにサウンドを支える谷くんのベースと吉田くんのドラム、ドライヴィンに疾走したり緩やかにグルーヴしたりと縦横無尽に活躍する佐藤くんのギター・・・・それはもう期待以上のライヴ体験で。
しかし、それを上回る衝撃を与えてくれたのは対バンであったBRADIOだったのです。
彼らのことは知ってはいました。2曲くらいスポット的に聴いていたし、テレビに出たのも見た。好みの音楽をやってるとは思った。けどCD買うところまでは行ってなくて。
なので、結構フラットな状態で見たつもり・・・・・・しかし、それから1週間というもの家内と2人で話をすればBRADIOの魅力について語らっている(笑)
最初にステージにギター・ベース・ドラムが立った時に、既にイイ感じの世界が出来上がっていたんです。その上をいくヴォーカル:真行寺貴秋のインパクト!ロング丈の真っ赤なスーツを纏ったバカでかいアフロ頭のサングラス男・・・・・一瞬、ダンス★マンかと(爆)
しかし、なんだ・・・何なんだこの存在感・・・・佇まいからオーラが漂う。ステップを踏んだりするだけの動きの一つ一つが物凄い“圧”がある。そして歌い出してからラストまで、私は・・・いや我が家族は彼らの虜になっていた。いつもはそれほど音楽に感情を露わにしない息子が拳をグルグル回し、腕を振り、跳ねまわっている。好きな音楽を聴くと頬が緩む娘は顔がニヤけっぱなし。そして、いつもは私以上に音楽にシビアな家内までもが絶賛の嵐。
特に思うのは、真行寺くんに漂う大物感なのです。歌が単に上手いというだけなら数多いる。ライヴでもCDの様に歌いこなすスキルの持ち主なら他に幾らでも。
しかし、ライヴのステージで観客を一発で魅了するオーラは選ばれた一握りの存在にしかない。彼には確かにそれがあると確信している。全盛期のアース・ウインド&ファイヤーからプリンス、スティング、エリック・クラプトン、ロッド・スチュアート、ボズ・スキャグスといった面々のライヴを体験し、私以上の音楽遍歴を持つ家内が真行寺くんの凄さを熱く語っているのがその証左かと。
彼はもっともっと大きくなる。いや、そうでなければいけない。BRADIOという存在をより沢山の人が楽しまなければ勿体なさ過ぎる。
日本人離れした存在感と大物オーラを持つヴォーカル:真行寺貴秋
ロックなスピリットと粋で小気味イイ音を鳴らすギター:大山聡一
グッドルッキングからファンキーなグルーヴを生みだすベース:酒井亮輔
にこやかに歌う様なビートを叩き出すドラムス:田邊友希
ファンキーソウル側からのアプローチとロックテイストが受け止めるエッジィなサウンドは、洗練と興奮を共存させる、21世紀の日本が生み出した新時代のグルーヴチューンだと太鼓判を押します。
彼らが、本当に楽しそうに笑顔でプレイしていたのが素晴らしかった。決して立錐の余地も無いというほど埋まっていた会場ではないのに、あのにこやかな顔とアツい演奏、そしてココロを捉えて離さぬ歌声。
彼らなら大きなハコでも絶対に存在負けしない。小さなライヴハウスで、そんな風に思わせてくれる数少ないバンドだと思うのです。
ライヴ終焉後、物販でCDを2枚買いました。とてもカッコいい。それは間違いない・・・・けど、あのライヴの興奮と魅力を先に味わってしまうと、やはり少し物足りない。
普通のライヴの場合は、CDが楽曲の完成型であって、ライヴではどれだけそこに近づけるかという再現芸術の世界に多少のプラスアルファが加わることであると思っている。
しかし、BRADIOの場合は今のところCDがライヴを楽しむ為の予習教材というか名刺代わりという感じがする。ライヴが、CDで体験できる事の何十倍も心に突き刺さる。あのライヴの世界をスタジオで録音するCDに落とし込めた時、彼らのステージはまた上がるんだろうなと楽しみにしていたりもする。
とりあえず、彼らとは長い付き合いになるだろうなと、そう感じたライヴでした。
また近い将来に家族で盛り上がれる日を待ち望んでいます。