Swinging Popsicleの3年ぶりのフルアルバムになるのかな。
前作『transit』は、一生聴き継いでいくだろうと思わせてくれた名盤ですが、このニューアルバムもソレに匹敵する出来栄えです。
今回は、11曲のうち5曲を平田氏、6曲を嶋田氏が作曲してますが、それぞれアプローチを変えてのサウンドメイクが施されています。
平田氏の曲は、前作のラインを踏襲した、ミドル~スロウをメインとした暖かいメロディの作品群。バンドセッションでの音作りです。
どの曲も、少し挟み込まれたオールドテイストが温もりを醸し出します。
打って変わって嶋田氏は、打ち込み主体のエレクトロ系。でも、硬質で冷たい感じになってないのは流石です。ちゃんと血の通ったポップスとして成立している。
そして、その嶋田ナンバーの中に、大絶賛の1曲がありました。
それは・・・・
「Chocolate Soul Music」
まず、タイトルがキャッチーでしょ(笑)
で、サウンドがオールドタイミーなディスコテイストと現代的な打ち込みの融合したダンスチューン。
イントロからもうワクワクする感じなんだけど、なんつってもサビメロが最高!!
メチャメチャおいしいフックが効いてて、思わず顔がニヤけてしまう。
最初に聴いた時は、サビで身体が“ギュッ”って締め付けられて、鳥肌もたって、身悶えするくらいグッときた(笑)
この曲だけで、3日は飲まず食わずでも普通に過ごせるな(謎爆)
一つの英単語の中でうねる音階と、美音子さんの気持ち良すぎる声にフニャフニャしてしまいます(笑)
今年上半期のベストソングはおろか、21世紀のマイベストを作るとしたら必ず選ぶだろうというくらい、私的には超・超・名曲!!
娘に聴かせたら、一瞬で顔がニヤニヤし始めた(娘は、気に入った音楽を聴くと頬が緩んでニヤけだしますww)のは想定内の出来事。
だって、俺が絶賛した曲は例外無く彼女も好きだもん(爆)
あ、なんか話がこの曲だけになってきましたが、他にもイイ曲が揃ってます。
平田ナンバーだと「Stay by my side」「フレンザゲイン」「I will My will」辺りが好きだなぁ。
何だかんだ言って、名盤なんです。
その最大の要因が「Chocolate Soul Music」だというのは、個人的に動かしがたい事実なのですが(笑)
ギターの魅力を見事に伝える彼らの音楽には、とても凛とした姿勢の良さを感じます。矛盾した言い方ですが、ストイックに音楽を楽しんでいる様に感じられるのです。