拙ブログをご覧の皆さま、明けましておめでとうございます。
新年早々、感染性胃腸炎らしきモノを患いまして、微妙な年始となっております(苦笑)
本年も、遅筆ながら良い音楽をご紹介できればと思いますので、ご覧いただければありがたく思います。
さて、昨年の総括ということで思うままにダラダラと書いていこうと思います。
本来ならマイベストディスクを選んで・・・・・というところですが、昨年は購入量もガタっと減り(100枚切ったのは10数年ぶりです)ましたし、レヴューすら出来ていないモノも多いため、この様なスタイルでお送りします(笑)
まず、2012年に引き続きアツかったアイドルシーン。
アイドルポップの王道を行きながら、常に進化を続けていったNegiccoは『Melody Paletto』という名盤をリリースしてくれました。進化といえば、常にスキルアップしながら楽曲のブラッシュアップにも余念がない東京女子流も『約束』という最高傑作を発表。そして、良くも悪くも問題作(笑)『5TH DIMENSION』を世に問うた、ももいろクローバーZも昨年を代表する女性アイドルとして記憶に留めるべきでしょう。
レヴューは書けなかったけど、大阪のアイドルユニットEspecia(エスペシア)も質の高いグルーヴサウンドを送り出してくれています。
男性に関しては、辛口のレヴューを書きましたが嵐のアルバム『LOVE』も高い水準の作品でした。ただ、メロディやアレンジの楽曲としての方向性は多少軌道修正があっても良いかと思います。
2013年もインディーズが充実していたなと思います。
特に極上のカヴァーアルバムと充実したオリジナルアルバムをリリースしてくれたUNCHAINの存在は大きい。ライヴ会場限定販売のDVDを入手し、やっと見る事が出来たのですが、実にアツくカッコよくグルーヴィなライヴで、生で見たい!と心から思わせてくれました。今年リリースされるカヴァーアルバム第2弾も楽しみで仕方ありません。
ニューカマーとしては昨年最後にレヴューを書いたShiggy Jr.から目が離せません。グルーヴポップの旗手として大きな存在になってくれるコトを心から期待しています。
それから、妻が試聴して大好きだと言っていたceroの「Yellow Magus」は2013のベストシングルかも、というくらいの衝撃。強いフックとかキャッチーなフレーズとか、そういったディテールを全て吹っ飛ばすくらい、曲全体がグルーヴの塊の様に押し寄せる。理屈をねじ伏せるソウルフルな音の壁に押しつぶされそうになります。
ベストアルバムは、レヴューが書けなかった冨田ラボの『Joyous』かもしれません。とにかく、言葉にしようとしても陳腐なコトしか書けないと思ってしまうくらいの完成度。どんな言葉よりも音が勝るという稀有な1枚。非の打ちどころが無さ過ぎて困ってしまう(笑)
横山剣、椎名林檎、さかいゆう、原由子という個性的なヴォーカルをフィーチュアしたこのアルバムは、とにかくオトナでスタイリッシュかつポップでグルーヴィ。とりあえず聴いて、という作品でした。
最後に特筆すべきことは、SMAPのシングルにおける充実度の異常な高さ。2013年のシングル3枚が全てハイクオリティでグルーヴィ。特に「Mistake」と「シャレオツ」は彼らのシングルベスト10に入るくらいの水準でした。まだまだ衰えないそのレヴェルには驚愕するばかりです。
2014年はどんな音が聴けるのか。個人的には打ち込みから生音、腕利きのスタジオミュージシャンの復権に期待したい。ジャンクフジヤマくんの様に、いいプレイヤーを沢山使ってケミストリーを誘発するような音作りがされるコトを望んで止みません。
本年も、日本グルーヴチューン振興会を宜しくお願いいたしますm(__)m