皆様、ご無沙汰いたしております。
私生活で色々とバタついていたこともあり、いつものごとく更新が滞ってしまっています(苦笑)
本日の1枚は久しぶりにアイドルもの。家内からは書くのを控える様に言われますが(笑)、これは今月中に書いておかないと意味がないので。
『バニラビーンズⅤ』
2016/2/3リリース
エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ
AVCD-93324/B(初回生産限定盤)
去年の11月にシングルのレヴューをアップした。その時にシングルとアルバムの累計出荷枚数が15000枚に達しないと解散、という事を書いたのですが、そのアルバムというのがこちらです。
本日の時点での出荷枚数は14663枚。思ったより順調とは思うのですが、残り2週間で337枚という微妙な数字です(苦笑)
微力ながら少しでも助けになればと思ってレヴューを書かせていただきます。
まず一通り聴いて思ったのは、すごく自分の好みの楽曲が詰まってる訳ではないなという若干ネガティヴな感想。いや、アシストしなきゃいけないのに、そんな言い方はないだろ?と思われるかもしれませんが、ファーストインプレッションはそういうボンヤリした印象だったんです。
何度も繰り返し聴いているうちに、少しずつ感じ方が変わっていく過程も楽しみながら過ごした10日ほど。今では良いアルバムだなと素直に思える様になりました。
アルバムの中で繰り広げられる楽曲の振り幅の大きさ、ヴァラエティに富んだ各曲を気持ちよく聴かせる構成、非常によく考えられた1枚。
バニビのお家芸というべきノーブルなサウンド、松井寛が作りだすブリブリにグルーヴィなファンキーサウンド、80年代テイストやAOR薫るソフィスティケーテッドサウンド、RAM RIDERをフィーチャリングしたエレクトロニカサウンド、ラテンタッチの鍵盤が気持ちイイ曲やアイドルらしいセツナアッパーな曲・・・・実に多彩で楽しい。それを纏めるのはディレクター以上にバニビの2人のキャラクターと歌なのではないかと思える。
彼女たちの力が、このアルバムを成立させている様に思えてならない。
歌が好きで、いい歌を愛する強い心があって、お客さんを楽しませたいというホスピタリティに溢れている、彼女たちの想いがアルバムに充満している。
ちなみに個人的レコメンドは日高央が作った「ナイト・アンド・フライ」と「スタイル・アンド・カウンシル」。ポップネスと心地良さが溢れる名曲。もちろん、シングル曲の「女はそれを我慢しない」や「ビーニアス」も大好きです。
本当に、こんな素晴らしいユニットを解散させてしまう訳にはいかない。彼女たちにはずっと歌っていて欲しい。
ただただその願いだけを記事にしました。どうぞ彼女たちの未来に光が降り注ぎます様に。