日本グルーヴチューン振興会

レヴュー:奥村愛子『ラヴマッチ』

奥村愛子がマネジメント事務所と契約を切り、EMIから離れメジャーシーンから消えたのはいつだったか・・・・

インディーズに活動の場を戻し、久しぶりに出したアルバムが『ラヴマッチ』

Lovematch









とにかく、メジャー最後のシングルとアルバムに“つんく♂”が係わったコトに、ファンが反発した。酷評続出
でも、私はあの仕事をあえて支持する。
去年の2月にレヴューに書いた様に、実に「歌謡曲的」な作品だった。

今回のアルバム、原点回帰という感じで、前作をこき下ろした人たちからは絶賛されてます(笑)
私も、気に入っているのは確か。
ただ、それはあの前作を作る過程があったからだと思うのです。

以前の奥村愛子が作る作品は、フックの弱い曲が多かった。クセのある歌い方と勢いのあるサウンドメイクで、かなり聴けるタブローにはなっていたけれど。
つんく♂や、筒美京平といったコンポーザーとの仕事の過程で、彼女が得たモノは大きいと思います。
今回のアルバムの曲は全部自分で書いてますけど、メロディの完成度が段違いです。
アッパーがイイのは言うに及ばず、「今夜あなたは抱いてしまう」「あなたの髪を切ったこと」といったミドル~スロウで聴かせる曲が作れる様になったのは大きい。
作品全体の説得力が格段に増している。

これからの成長がますます楽しみになる1枚。
ただ、このアルバムみたいに“タワレコ”と“ビレッジバンガード”限定発売にされると辛いな・・・・
インディーズでも、普通に流通させればイイのにって思う。
それとも、ディストリビューターに払うお金を抑えたいのかな?(笑)
でも、ダイキサウンドが販売元になってるみたいだし、普通に流通させられるはずなんだけどなぁ。
単にイメージ戦略なのか?


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