シゴトでバタバタの期間も、あと少しで終わりそうです・・・・・・
早く、普通の生活に戻りたい(苦笑)
今日の1枚は、リリースから3ヶ月経っても未だに評価が固まらないコチラ(笑)
福原美穂
『RAINBOW』
2009/1/28リリース
ソニーミュージックレコーズ
SRCL 6936-37
福原美穂を最初に聴いた時はホントに驚いた。
確か、ウェブでPVを見たんだ。「恋はリズム」を。
年齢から考えても、ありえねぇ~!!って思わず口をついた歌唱力とグルーヴ感が一発で俺の心を捉えた。
インディーズから出ていた2枚のCDを買って、嫌というほど(いや、ホントに嫌になった訳じゃないけどねww)聴いた。
そのポテンシャルの高さに末恐ろしい存在だと思った。
そして、待望のメジャーデヴュー・・・・・・・・・少し感じた違和感。
ナンなんだこの感じは。
インディーズの頃にあった、イイ意味でのベタな洗練されてない感じがスポイルされ、真っ当すぎるくらい正統派にブラッシュアップされている。
ヴォーカルそのもの、というよりはサウンドプロダクションやコンセプトの問題だと思うんだけど、どうにも下世話さが足りない気がするんだよねぇ。
ま、この辺は趣味の問題だと思うんで、何ともいい難いんだけど(苦笑)
ただ、漫画「美味しんぼ」で彼の“海原雄山”が(笑)<洗練されたものばかり追っていると、料理に活力がなくなる>と宣っていたコトを思い出すまでもなく、音楽の世界においても「本格志向」「大作志向」「王道主義」は停滞への呼び水になる可能性があると思っていたりします。
個人的キラーチューンが無い、クォリティは高いけどキャッチーさに欠ける、アクが段々と薄れてきている気がする、ネガティヴなファクターばかり並べていますが、「ドリーマー」はイイ曲です。インディーズの頃から歌っている曲らしいのですが、メジャー後には無い空気感があります。山本拓夫さんのフルートも実に素晴らしい。
フックの効いた、キャッチーなアッパーチューンをもっと聴きたいですね。
自然と腰が揺れる様なヤツを。
ただ、このアルバム・・・・何年か経ってみると評価が変わる可能性もあるんスけど