いよいよゴールデンウィークも終わり、暫くは祭日の無い日々・・・・・・・
安息の時間は短かった(笑)
という訳で、今日は元気の出る1枚を。
JABBERLOOP
『CHECK THIS OUT !!』
2009/3/18リリース
コロムビアミュージックエンタテイメント
COCB-53790
京都で結成された、クラブ系ジャズバンドさんです。
ジャバループと読みます。
もう、全く白紙の状態から、マイミクさんに薦められるまま試聴をして買いに走ったアルバム。
ジャズというには、あまりにとっつき易く親しみやすい音作りが印象的です。
誤解を恐れずに言うなら、ジャズの要素を加えたハウス・クラブ系サウンドといった方が伝わりやすいかもね。
サックス、トランペット、鍵盤、ベース、ドラムというハードバップ典型のクインテットにターンテーブルと打ち込みのDJが加わっているのが、彼らの音楽の方向性を示している様な。
このアルバムには12曲のオリジナルと1曲のカヴァーが収められているのですが、6人全員が曲が書けるというのがイイですねぇ。それぞれのメロディの傾向とかが違ってて、色々と楽しめる。
それから、カヴァーされたマッコイ・タイナーの「FLY WITH THE WIND」がメチャメチャかっこいい。コレは、彼らのアレンジと演奏のセンスが素晴らしいことを物語ります。
そういや、このバンド名ってどこかで・・・・・・と、聴いた後に記憶を手繰ってみたら、ドーリスのアルバムに参加してたんですね。すっかり忘れてた(苦笑)
今のところ最新アルバムの『swingin' singin' playin'』収録の「恋のバトルスティック」にフィーチャリングでクレジットされてた
最後になりましたが、彼らのコンポーザーとしてのポテンシャルは相当に高いと思います。
「スペース大怪獣の逆襲」や「LowbitFUNK」の様なフックの効いたリフが印象的なアッパーも、「Emozione」の様なラテンテイストのワルツも、「シロクマ」の様なキャッチー極まりないメロディを持ったグルーヴチューンも、「HERE WE GO!!」の様なスタイリッシュなダンサブルナンバーも、全てコアに良いメロディがあるからこそ楽しめる。
ジャンルに囚われず、これからもカッコよくて刺激的な音を届けて欲しいバンドです。