またご無沙汰しております(苦笑)
昨日、7月9日は地元であったレキシのライヴに家内と行ってきました。
いやぁ、めちゃめちゃ楽しかった。笑って、身体を揺らして、手を振って、コール&レスポンスして・・という3時間のスタンディングライヴ。家に帰って脛が攣った(笑)
自分のオリジナルだけでなく、随所に古今東西の名曲カヴァーを織り交ぜ、さながらそれは過去から現代に繋がるポップの見本市の様。ドラマでの共演繋がりからの嵐「A・RA・SHI」やサポートが3人被ってるからと星野源「SUN」、鍵盤がDCTワンダーランドに出てたからと「決戦は金曜日」、はてはXの「紅」や長渕剛の「乾杯」まで。でも、腕利きのバックバンドと池ちゃんの世界観がレキシのステージにしてしまう。素晴らしかったです。ちなみに「きらきら武士」はアース・ウインド&ファイアーの「セプテンバー」級のパーティディスコチューンだと家内が言ってましたが、本当にそう感じられた一夜でございました。
さて、本題(笑)
ORIGINAL LOVE
「ゴールデンタイム」
2016/6/1リリース
WONDERFUL WORLD
XQKP-1008
途中、多少の抜け期間はあるものの、デヴューから25年聴き続けてきたオリジナルラブ、田島貴男の25周年記念シングルです。
去年の「ラヴァーマン」から顕著になったと思しきポップネス全開のアップチューン。リズム隊はドラム:佐野康夫&ベース:小松秀行というゴールデンコンビ。鍵盤に冨田謙、ホーンはTb:村田陽一、Tp:菅坡雅彦、Sax:小池修という鉄壁の布陣。これで生ストリングスが入ってたら個人的には卒倒モノだった訳ですが・・・(苦笑)
しかし、それを差し引いても素晴らしい演奏と楽曲。歌詞に“朝日のあたる道”と織り込まれている様に、過去の自分の音楽とも向き合っている感じが漂う良い曲に仕上がっています。
今のJ-POPの中で、私好みの音楽を作るミュージシャンは数多くいますが、その源流には田島貴男及びその周辺があるのではないかと最近思います。最近ceroやペトロールズとイベントをしたり、今作でもRemixを□□□の三浦康嗣にNegicco繋がりで依頼したり、彼がやってきたことが2016年の今、色々な方面で関係してきている様な気がして。
カップリングの、もう一つの新曲「こどものなみだ」は「ゴールデンタイム」と同じメンバーによる柔らかくセンチメンタルなミドルポップ。インタヴューで70年代のアメリカのシンガーソングライターが書く様な曲だと本人が言ってましたが、ジェームス・テイラーやジャクソン・ブラウン、ジム・クロウチの様な匂いがある気がします。これもすごく良い曲だし、3曲目は名曲「朝日のあたる道」のオールドジャズテイストヴァージョンが収められているのも、25周年記念らしいゴージャスな感じを出してますね。
同い年の田島貴男氏が、今でも現役でこうして素晴らしい楽曲をリリースしてくれているのが純粋に嬉しい。そして、今の日本の音楽界を見まわしても、かなり先頭の方を走っているのが素晴らしいと思うのです。
これは、先日の主催フェスでの様子。ペトロールズの長岡亮介くんと真っ向から渉り合う50歳(笑)凄いです、ホントに。