オシャレ系サウンド(笑)を2枚
まずjenny01の『Private Address』
ウィスパーヴォイスの歌姫、NAOKOことjenny01ちゃんの7曲入りミニアルバムです。今回もイイ面子を揃えてます(笑)。STUDIO APARTMENTの阿部登、おもちゃジャズのROCO、Little Big Beeの高宮永徹、そして愛しのモダーン今夜のキーボード“タムさん”!!など。
阿部さん作編曲の「Rhythmic Paradise」と「B.Bみたいに」はグルーヴィなアッパーで、実に私好み。「Rhythmic~」のピアノのバッキングとパーカス、小粋なホーンのフレーズ、散りばめられたラテンテイスト、思わず肩を揺らします。「B.B~」は頭サビに次いで流れ出す、ちょっぴり歌謡曲ちっくな演奏の気持ちよさの虜(笑)。
そして、何といってもタムさん作編曲の「シンデレラスイング」が白眉。モダーン今夜を彷彿とさせるスィンギーなジャズワルツ。ヤスくん(Tp)、シホさん(Vin)、リャンペイさん(Perc)、マキちゃん(Cho)と、モダーンのメンバーもバックアップ。間奏のSAXソロもイイ感じ。NAOKOさんの新しい魅力が開花してますねぇ。
前作に比べて、振り幅が大きくなった様に感じます。キュートでクールでちょいセクシーという(笑)基本線はしっかり保ってますけどね。
あ、聴くときはヘッドホンがオススメですよ(笑)
そしてparis matchの『after six』
6枚目のオリジナルアルバムです。今回は、完全“夜仕様”のアーバンポップ。オトナのイメージ強いです。1曲目のインストからスタイリッシュ全開(笑)。サビのメロディにヤラれるミドルグルーヴ「東京ベイ」や、イントロのホーンからドライヴ感たっぷりでガッツリ掴まれる絶品アッパーチューン「ROCKSTAR」(個人的にはベストトラック!!)、勿論「VOICE」や「恋の兆し」といったシングルもアルバムに収まって輝きを増した感じ。
正調パリスマ節「RAIN FALLS」や、ジャジィブルース「黒翡翠のララバイ」あたりもイイ出来ですしね。杉山洋介のサウンドプロダクションは相変わらず私のツボを突くし、ミズノマリさんのヴォーカルはますます磨きがかかってますわ。
ホント、小技は効いてるしクォリティは高いし・・・でも敷居は高くない(謎爆)。アーバンポップのお手本の様ですよ。