日本グルーヴチューン振興会

Perfume「ねぇ」

11月も上旬が過ぎ、師走の足音も聞こえてきたこの時期。
個人的に気になるのは、今年のベストディスク選定作業(笑)
昨年12月から今年の11月リリース分までの作品から、マイベストを選ぶ訳ですが・・・・・今年は不作かもしれん(苦笑)
だって、この時点で100枚買ってないんだもん
21世紀に入って、一番買ってない年になるかもしれません・・・・・・


さて、今回の1枚。

Perfume
「ねぇ」
2010/11/10リリース
徳間ジャパンコミュニケーションズ
TKCA-73620
Nee いやぁ~年に3枚もPerfumeのシングルが聴けるとは。2008年以来のシングル当たり年(笑)
前作からキッチリ3ヵ月スパンでのシングルリリースは、ファンとして嬉しい限りです。

さて、今回のシングルですが、基本の軸は全くぶれず見事に構築された中田ヤスタカWorld。言い換えれば、メジャーデヴュー後のPerfumeワールドでもあるんだけど、これはもう偉大なるマンネリズムと言ってよろしいかと(笑)
実際のところ、色んな曲調を試したり、アレンジャーやプロデューサーを変えてみたり、試行錯誤しつつ変化していくアーティストが殆どだと思うのです。
しかし、丸7年以上にわたって中田ヤスタカとの二人三脚を続け、ガールズテクノというスタイルに拘り続けた彼女たちとスタッフの、地に足がついた姿勢にはもう感服するしかありません。



変化という誘惑に惑わされず、揺らがぬ軸を保ち、留まる勇気を示す。
売れない時代からそれは変わらない。
変化なき進化を続けるPerfumeという存在に、今のJ-POPの奇跡を見ています。



「ねぇ」に関しては、王道のPerfumeポップで、タイトルのリフレインが印象的でキュートなポップアッパー。エンディングで聴こえるブリブリしたシンセベースが中田ヤスタカサウンドの真骨頂。
「FAKE IT」は、前作「VOICE」を彷彿とさせるオリエンタルテイストが進化している。サビ頭からAメロ、Bメロ、エンディングに至るまで隙が無い。ベースの効いたミドルグルーヴです。




彼女たちのパフォーマンスと中田ヤスタカの音には、確実にケミストリーが起こる。
中田ヤスタカは、彼女たち以外にも曲を提供するし、自分でもcapsuleをやってたりする。
しかし、同じ中田ヤスタカが作り手であっても、Perfumeとの作品だけは特別だ。
そこには、誰しもが予想する以上の化学反応がある。
それが、彼女たちの強みであって、魅力なのだろうと思わざるを得ない。
今年出た3枚のシングルを聴いて、ますますその思いを強くした次第です。



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YouTube: [PV] Perfumeニューシングル 「ねぇ」 2010.11.10発売!

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