日本グルーヴチューン振興会

ジャンク フジヤマ「あの空の向こうがわへ」

とりあえず、多少は落ち着いてきたので(笑)、レヴューをちょっとずつ復活させていこうかなと思います。



ブログタイトル変更後の第一弾はコチラ。




ジャンク フジヤマ
「あの空の向こうがわへ」
2012/6/20リリース
ビクターエンタテインメント
VICL-36706
Anosorano 昨年の男性ヴォーカルベストアルバムの3枚に『JUNKWAVE』を選びましたが、そのチョイスは間違っていなかったなと確信させてくれた、ジャンクくんのメジャーデヴューシングルです。
シティポップ伝統の永井博氏が描くイラストレーションが、見た目だけで音を想像させます。




タイトルチューンは、グルーヴィなセッションベーシストとして人気の坂本竜太氏が作曲した、爽やかに疾走するシティグルーヴ。
プロデューサー兼アレンジャーの知野芳彦さんとプラスアレンジの本間将人さんが、実にイイ仕事をしてます。
古のシティポップの世界観や質感を大事にしつつ、ちゃんと今の音にチューンアップしてるんです。
さらに、このご時世にちゃんと腕っこきのバックミュージシャンを付けているコトが大事なんです。
天野清継と知野芳彦のギター、坂本竜太のベース、宮崎裕介の鍵盤、本間将人のサックス、川上鉄平のトランペット・・・・・新人のデヴューシングルとは思えぬ贅沢感がワクワクを煽る。




3曲目のカップリングはライヴが収められていますが、村上“ポンタ”秀一とバカボン鈴木という涙もののリズムセクションなのも凄いです。




とりあえず、彼の歌には一流ミュージシャンを惹きつける何かがあるんでしょうね。
ポンタさんに「こんなに思いっきり歌うヤツいないでしょ?」と言わしめた無垢で魂が込められた歌唱が繋ぐポップス・・・・・・・いそうで意外といない。



彼自身がインタヴューで言ってたけど、“この曲良いなって感じた曲を色々追ってみると、同じベーシストが弾いていたり同じドラマーが叩いていたり同じエンジニアだったりっていうのがどんどん出てくるっていう、そういう聴き方をするのが楽しかった”というクリティカルな視点が、彼の音楽には息づいている気がする。



もちろん、聴いてわかるとおり山下達郎御大の影響は大きいと思うけど、これをモノマネだのパロディなどと切り捨てる事は無意味。実際、似てる様でベクトルが違うと思うし。
少なくとも、こんな音を今の時代に聴きたいと思う人々は少なくないと確信しているし、その需要を担う力がある歌い手だと思うから。



これからも、スタイリッシュでライトメロウなグルーヴチューンを送り出して、我々の耳を楽しませて欲しいと、日本グルーヴチューン振興会は願ってやみません(笑)




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YouTube: ジャンク フジヤマ/あの空の向こうがわへ 【MUSIC VIDEO】


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