・AB’S「Single」
元ショーグンの芳野藤丸、元スペクトラムの渡辺直樹・岡本敦夫、松下誠といったベテランテクニシャンが繰り広げる、奥行きの深いMellowなロック。いいメロを確かなテクでセンス良くアレンジする、実に真っ当に音楽と向き合うバンド。藤丸さんのカッティングと直樹さんのチョッパー、大好きです。
・jenny01「Monologue」
深夜の音楽情報系番組で見て、食いついてしまった一枚。タワレコ限定だったのが、ちと辛かった(笑)が、内容はGood。ウィスパー系女性ヴォーカルと打ち込み系バックトラックのユルいグルーヴが上手く溶け合って気持ちイイ。メロディのフックがキャッチーで、アレンジも洗練されててオシャレなんだけど、少しベタな感じがするのが個人的にツボです。
・Nao「flower」
ケツメイシのRYOJIプロデュースでデビュー以降、ジャズトロニックやアカカゲ、福富幸宏、佐々木潤といった面々と仕事をしている贅沢者(笑)もっとブレイクしても良さそうなモンだがなぁ。8枚目のシングルとなる今作のプロデュースは“レコード番長”須永辰緒で
ケツメイシのRYOJIをフィーチャー。ほんのりラテン風味でダルなノリが心地いいミドルグルーヴ。カップリングもジャジィでグルーヴィなアッパーハウスで好み。個人的にはツボだが一般受けはしないか・・・
・RAMRIDER「ユメデアエルヨ」
2004・11月に出た「ミュージック」以来、出すシングルにハズレ無し。現J-POPシーンでも有数のキラーチューンの作り手。カッコいい、楽しい、美味しいメロ、センス抜群、素晴らしいです。なんかイメージ的には、机に向かってパソコンとキーボードいじくってシコシコ作ってる感じで「内向的」な音楽を想像してしまうんだけど、出来上がった作品は「開放的」で身体に直接響く見事なジャパニーズディスコ。21世紀の日本のアッパーダンスチューンを担うアーティスト。「MUSIC」のサンバリミックス、最高です!!
・SOULHEAD「fiesta」
おそらく、日本最高峰のグルーヴィ姉妹デュオ(他にいるのか?そんな姉妹…笑)1年ぶりのシングル。久保田利伸のトリビュートや冨田ラボとの仕事でも、絶品のパフォーマンスを届けてくれたので、このシングルにも期待してしまうのは無理からぬこと。何処を切り取っても“SOULHEAD”の世界。クール&ビューティとは彼女達の為にある言葉だと思える。RAP嫌いの私でも、納得してしまうグルーヴィなパフォーマンスにはノックアウトされるしかありません。