『LIVE TOUR 2005 “いい風”』ファイナル、高松DIMEにて矢野真紀嬢と今年2度目の邂逅。1月のファーストコンタクトの時は、「やっと見られた!」という気持ちが強すぎたのだが、今回は歌を楽しむコトに主眼を置いて行って来ました。
「日々のすきま」で幕を開けたライヴは、「キラキラ映して」「道」「もうひとりは風」など『いい風』収録の曲をメインに構成されていて、中盤の山に「バイバイバイ」ラス前に「大好きだったんだよ」「五月雨」本編ラスに「遠い世界に」と要所の組み立ても実に良く練られていた。ただ、逆に言えば少し流れ重視かな・・とも思う。“予定調和”とは言わないけど、も少しだけ『弾ける』部分があったら、個人的には嬉しかった(その分、歌はじっくり堪能できたけどね)。
私はアッパーな曲が好きなので、そう思うんだろうけどグルーヴィな曲がもっと聴きたい。無理を承知で言ってますけど(笑)でも、「夜曲」や「ボクの空」「せんたくもの」といった曲群の真紀ちゃんの歌声は素晴らしかった。普段、スロウチューンにあまり興味の無い私でも、吸い込まれる様に聴き入ってしまう。コレはもう“矢野真紀マジック”(笑)彼女のヴォーカルのスゴさに他ならない。
「名前」「明日」「うず」の3曲では、もうノリノリでした。足はリズム刻むし、肩は揺らすし、首は振るしで、気持ち良かった~。
ドラムの人のコーラスと、ギター・バンマス中村修司のザックリしたギター、バンドのアンサンブルも素晴らしくてホントいいライヴだったなぁ。
中1の娘を連れて行ったので、娘がどんな風に感じるかも興味があって(笑)事前に『いい風』を聴き込ませてたので、反応良かったです。特に、娘が大好きだという「バイバイバイ」が演奏された時、一瞬にして娘の目が見開いたのはビックリした。
真紀ちゃんのヴォーカルの魅力にドップリ浸かってくれたみたいで、親としても嬉しい限りです。「真紀ちゃんのライヴなら、また行きたい!」と言ってくれて。次も必ず一緒に行きたいと思うのです。
終演後、Tシャツを購入の際“真紀嬢”にご挨拶&握手。今回も、気の利いたコトは言えなかった(苦笑)けど、娘を紹介(?)出来て満足。それに、娘が真紀ちゃんにちゃんと感想を伝えてたのには驚いた。どんなコト言ったかは教えてくれなかった(笑)けど、真紀ちゃん一瞬“目がテン”になってたもんなぁ。
そんなこんなで、素晴らしい2時間強のライヴは終わりました。いつか「ネジと愛」や「さよなら色はブルー」を生で聴けるコトを願いつつ、早くも次のライヴを楽しみにしてレポを終わります。