日本グルーヴチューン振興会

2008年の4枚:ミニアルバム編

皆様、明けましておめでとうございます。
昨年中は、過去最低の更新頻度にも係わらず、ご覧になって頂き本当にありがとうございました。
今年こそは、普通に更新していきたいと思っていますので(苦笑)、なにとぞ宜しくお願いいたします。

さて、まだ終わっていない2008年のベストディスク発表ですが、とりあえずミニアルバム部門を発表いたします。
曲数5~7、価格2300円未満のものが対象となります。
企画編同様、ベスト3に絞ろうと思ったのですが、どうしても3枚に収まりきらず、ベスト4ということになります。
なお、アルバムタイトルにはこのブログでレヴューした時の記事をLinkしていますので、よろしければそちらもどうぞ。

まず筆頭に挙げるべきは、つるうちはな『DAY GIRL』
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今年買ったCDの中で、これほどココロも身体も揺さぶられた作品はありません。
ロック的手法の中に潜む超キャッチーなフックが、ポップスフリークの私には堪らなく響いてくる。歌メロだけでなく、イントロや間奏の鍵盤のフレーズまで全てが美味しいメロディの洪水。
個人的には“21世紀最高のメロディメイカー”と言っても過言ではありません。
はなちゃん自身にもお墨付きを頂いた(笑)いつもの決め台詞でココは締めたいと思います
「つるうちはな、という存在がある限り、ポップスの未来は明るい」
そう感じさせてくれた珠玉の1枚です。

2つ目は、相対性理論『シフォン主義』
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久しぶりに試聴一発でハマった、インパクトの強いバンドです。
バンド名もタイトルもインパクト大だけど、何よりもそのサウンドメイクとヴォーカルの印象が強烈。
ウィスパー気味の脱力系ヴォーカルと、タイトでグルーヴィなギターサウンドの組み合わせは、そんなに珍しいモノではないかもしれないけれど、聴けば必ず彼らだと判る個性を持っている。
メロディラインの絶妙な捻り具合が実に私好みなんです。
何度か聴けば、必ず脳内でグルングルンに渦巻く(笑)
来週には待望のフルアルバムもリリースです。

3つ目は、Lynn『Girl Talk』です。
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今年、一番癒される音を届けてくれたアルバムだと思います。
モダーン今夜のVocal:永山マキ、BE THE VOICEのVocal:和田純子、hitme&miggyのSax:ヤマカミヒトミとPiano:宮嶋みぎわ、という4人の女性によるユニットです。
4人とも曲が書けるという強みに加えて、女性ユニット独特の柔らかさがアルバム全体を包み込んでいる様な印象を受けます。
カヴァー曲が大半なのですが、その全てが彼女たちの色に染められ、独自の意匠が加えられた結果、まるでオリジナルの様な手触りになっているのは流石の一言。
ユニット名どおり、実に『凛』とした1枚になりました。

最後は、多和田えみ『LOVE & PEACE』
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今年メジャーデヴューした期待の新人が3ヶ月のインターバルでリリースしたセカンドミニアルバムです。
ホントはファーストと合わせてフルアルバムにしても良かったんじゃ?なんて思っちゃうんですが(笑)
とにかく、ヴォーカリストとしての天賦の才を感じます。
最近は、上手いヴォーカリストがとても多いですけど、彼女の声は実に私好み。
グルーヴィだけど、ソウルフル過ぎない。
スムースで伸びやかだけど、適度にスモーキー。
聴き流そうとしても、ちゃんと耳とココロに引っかかる声だと思います。
モンドグロッソの大沢伸一や、ジャズトロニックの野崎良太、森俊之といったセンス溢れるクリエイター陣が、彼女のヴォーカルをより魅力的に仕立ててくれています。
とにかく、将来性を感じるブライテストホープ。これからも注目です。

オリジナルフルアルバム編、シングル編も近日中にアップ予定ですので、またちょくちょく覗いてくださいませ。


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