土曜日に、スマステでSMAPの全シングルダイジェストを見た。
発売日順に次々と流れる楽曲を聴いていて思ったのは、やはりその楽曲の素晴らしさ。
なんだかんだ言っても、彼らのシングル曲にはワクワクさせる魅力が詰まっている。
最初にイイな~と思ったのは「雪が降ってきた」かな。
長岡成貢が初めてシングルAサイドのアレンジを手掛けた曲。
とにかくバックトラックが煌びやかでスタイリッシュ。
しかし、それまでのシングルもアレンジが船山基紀だったりCHOKKAKUさんだったり土方隆行だったりで、よくよく聴いてみるとしっかりした音作りがされているんだよなぁ・・・・・
自分の中でのエポックメイキングは「$10」
林田健司のカヴァーでありながら、ちゃんと自分たちの作品に仕上げられてて。
アイドルでありながら、アイドルらしからぬアッパーファンクをシングルとしてリリースした英断に感謝。
「オリジナルスマイル」も素晴らしい。
馬飼野康二が親しみやすいポップなメロディを書き、CHOKKAKUさんが躍動感溢れるアレンジを施した弾ける一曲。発売以降、全てのツアーで歌われているという話も納得のナンバー。
そして、SMAPクオリティを決定づけたのは「がんばりましょう」だろう。
NITEFLYTEの「You are」をモチーフにサンプリングを駆使した絶品ファンクポップ。
いつまででも色褪せないエヴァ―グリーンな魅力を湛えた名曲。
ここからの彼らのシングルには、ハズレが殆どなくなる。
それは、2000年の「Let It Be」まで続くこととなる。
1990年代後半のSMAPが最強と思う所以。
特に、久々の長岡成貢アレンジのシングルとなった「Peace!」から「Let It Be」まではピークといっても過言ではなく、異常なまでのクオリティを誇っている。
この頃の彼らの楽曲には、基本的にグルーヴがありながら解りやすいポピュラリティが共存しており、高度なアレンジやバックトラックのディテールに関しても親しみやすさを併せ持つという稀有な出来を誇っていた。
これ以降の楽曲については、特に言及しない(苦笑)
もちろん、アタリが存在していない訳ではないが・・・・・・
「世界に一つだけの花」がターニングポイント。
あの、ありきたりな楽曲がバカ売れして、国民的ヒットと呼ばれ、SMAPと言えばこの曲みたいになってしまったのは、彼らにとっても不幸なコトだったのではないかと勝手に心配してしまったのを覚えている(苦笑)
色んなコトを考えさせられた番組でしたね。
ポピュラーミュージックって奥が深い(笑)