今年、2011年という年のJ-POPシーンは、ガールズアイドルポップという存在を抜きにしては語れない・・・・・・・・そんな気がしてきました。
個人的には、アイドルポップのクオリティが飛躍的に上がったという印象が強い。
その牽引車となるのが、“トマトゥンパイン”と“ももいろクローバーZ”、そしてもう一組が彼女たちです。
東京女子流
「Limited addiction/
We Will Win!-ココロのバトンでポ・ポンのポ~ン☆」
2011/8/24リリース
エイベックス
AVCD-48112
去年のベストシングルにも選びました。
今年出たアルバムも、ベストアルバム入りは間違いない出来でした。
しかし、こんなに伸び代があるなんて・・・・・・・驚くわホント
「Limited addiction」は、エイベックス工房の大西克己が書いた歌謡曲的メロディを、松井寛が見事なアレンジで超クールに仕立てている。
フュージョン/クロスオーヴァーの香り漂うギターサウンドのカッコよさ!
だいたい、アイドルの楽曲なのに土方隆行のギターソロが30秒以上(笑)
バックトラックだけ聴くと、アイドルの楽曲とは絶対に思わんな。
「We Will Win!-ココロのバトンでポ・ポンのポ~ン☆」は、アニメのエンディングテーマなんでタイトルからしてイロモノ臭が漂うんですが(苦笑)、この曲は侮ってはいけない・・・・・・
ポップスとしての完成度が異常に高い。
作曲・編曲は、あの長岡成貢!
スタイリッシュかつグルーヴィなポップチューンを作るコトにかけては超一流というのは、SMAPや嵐で証明済です。
打ち込みなのに血の通ったホーンの音にシビれるし、サビメロの気持ち良さったら無いよ、ホントに。
「Don't Be Cruel」は、いかにもアイドルのダンスチューンといったテイストのミドルグルーヴ。頭サビのメロディ、どっかで聴いたコトある様な気もするんだけども(笑)
しかし、Bメロのユニゾンが凄く響く感じなんだよね。
全体にヴォーカルスキルが段々と上がっているのが感じられる。
もちろん、幼さゆえの不安定感もあるけど、それも魅力のうち。
それに、彼女たちの強みは小西彩乃というヴォーカリストの存在。
百花繚乱のアイドルシーンを見渡してみても、突出した存在感を放つヴォーカルにヤラれてしまう・・・・・・・・
これだけレヴェルの高い楽曲をアイドルポップとしてリリースするというスタンスは、ある意味“冒険”だし“賭け”だと思うんだけど、私みたいにハマる人が必ずいるはず。
これからの彼女たちからも目が離せそうにありません。
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YouTube: 東京女子流/ Limited addiction
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YouTube: 東京女子流/We Will Win!
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YouTube: 東京女子流/Don't Be Cruel