年末に目黒の山水という居酒屋さんへ行った。薩摩軍鶏料理とお酒は芋焼酎を中心に豊富に取りそろえている店で、落ち着いた雰囲気と美味しい料理(なんかよく聞く台詞w)とリーズナブルなお値段で気に入っている店で4回目の訪問になるが、ほとんど、芋焼酎をいただいていて泡盛に気がついていなかったのだ。最近の芋のお気に入りは「不二才=鹿児島弁で不細工な男」という銘柄で、名の通りがっしりとした味で、ごひいきにしたのだ。その日も、不二才を呑んでいたのであるが、ふと目の前のマットブラックの酒瓶に目がいったのだ。Y100%、M85%(見た目ですw)のやや薄暗いオレンジ色をベースにしたラベルには、お米、打出小槌、鳳凰、お飾り、酒杯が回りに配され、真ん中には「春雨」とある。ありゃ、ここにあったんだぁであり、春雨さんには初めましてという出会いをしたのだ。春雨というブランドは、宮里酒造の作で10以上も種類があるとのことであるが、すべて味が違うとものの本には書いてある。私が店でお願いしたのは、そのうちの「春雨8年」であったのだ。
初めて口にする「春雨」には、ほんとにびっくりさせられた。酒が舌の上で踊るのだ。コクと香ばしい香りがいつまでも、いつまでも舌の上で回っている。まいった、こまった。もう、他の酒は飲めないかもしれないとまで思った。スコッチシングルモルトに似ていると言ったら怒られるだろうが、薫り高いスコッチを口にしたようなと形容のほかにない。料理もいらないかもしれない。舌が喜んで、いつまでも喉に呑ませないようにしてしまう。口のなかで春雨が遊びまわると舌も鼻腔も一緒に喜ぶのだ。「春」は希望を「雨」は恵みの意味を込めたこの酒は、その名のとおりの味で応えてくれた。
呑みたい。通販で注文しようとしたらどこでも完売である。こまった。まいった。と思ったが、あるところへ問い合わせをしたら一人1本なら売ってくれるという。買います、買います。すぐ注文だぁ(写真は5年物)
コメント一覧

場外市場場長

candycat
最新の画像もっと見る
最近の「B級グルメ相談室」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 暇人日記(2)
- 農業用モノレール・モノラック(5)
- 49sec.movie series(4)
- 新浦澤鐵道奇譚(13)
- カキモノ(7)
- たまには音楽(2)
- 爺でもゲーム!(0)
- Nゲージレイアウト 製作記(0)
- 病気自慢(0)
- 病気自慢の集い(2)
- ほいとぼのブラ街歩き(30)
- 写真・絵日句教室(83)
- 小樽探求アカデミー(35)
- 鉄チャン喫茶室(96)
- 乗り物倶楽部(19)
- ねこブーム(2)
- 路地フェチズム資料室(3)
- こりゃなんだ研究所(50)
- ほいほいニュース(172)
- おもちゃん箱管理室(0)
- 城南地区郷土史資料館(59)
- 源流探求研究室(15)
- 秋葉的考古学研究所(5)
- ディープOKINAWA(27)
- ちょいまじ意見箱(6)
- 箱入り玩具研究所(8)
- B級グルメ相談室(52)
- 目皿コレクション(0)
- お得ものお奨め本部(10)
- ガメ廃人喫茶室(5)
- 珍問答(2)
- iPhone体験教室(27)
- なつかし本棚屋(8)
- たわごと会議室(81)
- とと研(12)
- 3Di研究所(2)
- お好み個展(3)
- ア式ソッカー同好会(156)
- その他(41)
- 衝動買い促進協会(3)
バックナンバー
2014年
2004年
人気記事