馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

つらなりのほつれfray of sequence③虻botfly

スイッチしているから、
見てよ。

庭に咲いたミモザが孤独な蜂に恋する季節になった。いま、スイッチしているから、見てよ。これがウチの電気。伝わるかな。腹のなかにかくしているバッテリー。じつは、もう、変態しようとしている虻が、電流を散らせて、こまったな。虻はわるい性格のまま、すこしだけの擬態でがまんしてほしいんだけど、眩暈が、うるさい。大きくなったら何になりたい、ってしつこく訊くけど、なににもなりたくない。欲張りすぎると失敗するよ。だって「虻蜂取らず」っていうでしょ。

Because I'm switching,
Look at me.

It's time for the mimosa in the garden to fall in love with a lonely bee. I'm switching now, so take a look. This is my electricity. the battery hidden in the belly, can it be transmitted?  To tell the truth, it's awkward that a botfly metamorphosing scatters electric currents. I'd like him to keep the bad personality and just a little mimicry, but dizziness is so noisy. Everyone persistently asks me what I want to be when I grow up, but I don't want to be anything. If I am too greedy, I will fail. Because everyone says, “Between two stools you fall to the ground.”


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