馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌10.10雨を降らせる木

雨を降らせる木
のむこうに
世界の入り口が
靴を履こうとしている
どこへ、行くの?
半世紀も前の
屋根に星が落ちている
西部講堂
白いパイプ椅子に
縛りつけられているのは
もしかして
これ、拷問?
鏡には
ワシのまわりが映っている
それを見ているワシはいない
く・る・し・い。
ワシのかたちに
窒息した
世界の出口が開いている
ワシのなかだけ
木が雨を降らせて


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