馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

いま世界はうなだれている㉞存在の防衛をめぐる戦術


(ここに「ゐる」ものが、「あろふべき」もの、になる。

ウシはワシがいないと
存在が
ぞんざいになる

(マンモスの骨になる、そういうことって珍しくない。

風は
木が揺れないと
存在が
あやうくなる

(あるいは比喩のそとへスクラムしてふしあわせを押しやるために

墨子は
敵がいないと
守るための戦術が
ネジくぎのように潰(な)まってくるから
存在が
ブラックになる

(ネジが意味を潰(な)めたらどう外す?つぶれた戦術を外すのと同じくらいやっかいだ

ところでこのマンモス
なにを守ろうとしてるのだろう
骨になっても
春になっても
ブーツなんか履いて

(つづく)


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