(ここに「ゐる」ものが、「あろふべき」もの、になる。
ウシはワシがいないと
存在が
ぞんざいになる
(マンモスの骨になる、そういうことって珍しくない。
風は
木が揺れないと
存在が
あやうくなる
(あるいは比喩のそとへスクラムしてふしあわせを押しやるために
墨子は
敵がいないと
守るための戦術が
ネジくぎのように潰(な)まってくるから
存在が
ブラックになる
(ネジが意味を潰(な)めたらどう外す?つぶれた戦術を外すのと同じくらいやっかいだ
ところでこのマンモス
なにを守ろうとしてるのだろう
骨になっても
春になっても
ブーツなんか履いて
(つづく)