落ち葉を踏んで ~ハクセキレイ~ 2019-11-08 17:15:16 | 野鳥 ハクセキレイさんも 冬の匂いを感じていたかしら… この日、近畿地方に 木枯らし1号が吹いたそうです。 今日は立冬です。 (兵庫県 11月4日) *朝、本のことをアップしています。
椿宿の辺りに / 梨木香歩 を読みました。 2019-11-08 06:48:38 | 本のこと 帯に「深遠でコミカル、重くて軽快」と あり、その通りだと思いました。 30代の四十肩に苦しむ主人公が 小さな稲荷に呼ばれるように 祖先の地、椿宿に行く話です。 屋根裏で見つけた曽祖父の書き付けが 既刊の「f植物園の巣穴」になっていて そのような意味でも興味深かったです。 「f植物園の巣穴」の主人公は 歯痛に苦しめられていました。 暫くぶりに再読しようと思います。 本文中に印象的な言葉がありました。 …痛みとは生きる手ごたえ そのもの、人生そのものに、 向かい合っていたのだと。 考えてみれば、これ以上に 有意義な「仕事」が あるでしょうか。 「痛み」は、身体であれ 心であれ 自分という命が生きたがっている証拠 そう考えれば、もっと自分を 大切にしてあげられるのでは ないでしょうか。 作者の意図するところとは ずれるかもしれませんが そんなことをふと、思いました。 梨木香歩さんの小説、エッセイは 友人に薦められて 「りかさん」を手に取ってから ほとんど読んでいますが 感想を書くのは苦手です。 でも、好きです。 特に「西の魔女が死んだ」「家守綺譚」 「冬虫夏草」「沼地のある森を抜けて」が お気に入りです。