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涼しくなってきましたね

10月に入り、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。つい前までは、暑い暑いといっていたのが嘘のようです。

パソコンにとっては、暑い時期では・・・内部の温度が上昇して、突然の電源断や再起動、あるいは暴走などの心配があるのですが、これからは気温が低くなっていくので、パソコンにとっては優しい季節・・・とも言えないのです。

今度は気温(室温)が低すぎても問題が発生する場合があります。
一般的にパソコンの動作保証温度の下限は、メーカーや機種によっても異なりますが、だいたい5℃~10℃です。
冬の暖房をつける前の朝の室温は、5℃以下のこともあるかもしれません。

パソコンに使われている部品で、電解コンデンサーがあります。デスクトップパソコンでは主に電源回路部に使われることが多いです。
今までも、電源ユニットの電解コンデンサーの故障(液漏れ)の交換作業は、多く承ってきましたが、故障していない電解コンデンサーの場合でも、温度による容量の変化があり、低温になると静電容量は減っていきます。経年変化でも、電解コンデンサーは少しずつ容量が減って(抜けて)いきますので、それと合わせると低温時には、例えば30℃の時と比べると、低容量になっています。
その状態で、電源を入れても、電解コンデンサーの低容量化が原因で、電源回路が起動しなかったり、動作が不安定になってしまうことがあります。
今まで数件あったのですが・・・冬の朝に電源を入れても電源が入らない、起動しない。しかし部屋やパソコンを温めると起動するといった事例は、電源ユニットやマザーボード上の電解コンデンサーが、経年変化で容量が抜けた上に、低温でさらに容量が減ってしまうことが原因の場合が多いです。このような場合は、問題となっているコンデンサーが特定できているのであれば、新しい電解コンデンサーに交換することで直ることが多いです。

ハードディスクや冷却ファンなどのモーターを使っている部品も、低温になるとトラブルが発生する場合があります。

人間が快適と感じる温度の範囲で、パソコンを使えば問題ないのですが・・・
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