「パスコードをオフにする」設定にして使用していると、あまりパスコードを入力することがないのですが、パスコード入力が必要な操作を行った場合に、パスコードを何回も間違えると、「iPhoneは使用できません」と表示されます。
最初のうちは「1分後にやりなおしてください」→「5分後にやり直してください」・・・「60分後にやり直してください」となって、その次は、「iTunesに接続」という表示になってしまいます。
こうなってしまうと、基本的には初期化することになります。幸い1年ほど前にお客様がiPhone4から今の6Sへ機種変更する際に、iTunesでバックアップを取ったので、その時点までの状態にすることは可能です。
もちろんその後お客様がiPhoneのバックアップを取っていれば、さらに新しい状態まで復元可能です。
スマホが使えないと困るということで、お伺いしました。
iPhoneを確認すると、確かに「iPhoneは使用できません。iTunesに接続」と表示されていて、全く操作できません。
まずiTunesを最新版にアップデートしました。そしてバックアップファイルを確認してみると・・・1年前のファイルがありました。それ以降のファイルはありませんでしたので、機種変更する前に取ったバックアップのみです。
お客様には、その時点の状態に戻ることをご説明して、了解いただきました。
iPhoneをパソコンに接続してiTunesを起動します。
リカバリーモードにします。機種により異なりますが、iPhone6S以前の場合は、電源ボタン(スリープボタン)とホームボタンを同時に押します。Appleロゴが表示されても、さらに押し続けるとリカバリーモードの画面が表示されます。(結構長い間押していないとリカバリーモードになりません)
「復元」と「更新」が選べるようになりますので「復元」を選択します。
(ちなみに最初に「更新」を選択してうまくいかないか試してみましたが、起動してきませんでした。)
あとは、iTunes経由でソフトウェアがダウンロードされて、暫くすると復元が完了します。
ここで、初期設定を行います。パスコードも再設定します。
あとは、バックアップファイルから復元を行い、とりあえず1年前の状態に戻しました。
iPhoneのロック解除にはTouch IDを使ったり、パスコードを入力する方法があるのですが、いちいちそれらの操作が面倒な場合は、オフにすることができます。今回のように長いことパスコードを入力することがなくて忘れてしまい、何回も間違えてしまうと、初期化をしないといけなくなってしまいます。
もちろん忘れないのが一番なのですが・・・そうなってしまっても、少しでも影響を小さくするためには、iPhoneのバックアップをマメに行うことが大事ですね。
こちらのAppleの記事を参考にしました。
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