パソコンはOptiplex 780(SFF)です。仕様的にはCore2 Quad Q8400 2.66GHz、メモリー4GB、HDD(500GB)、Windows10 32bit(Windows7アップグレード)です。
とりあえず電源を入れてみると・・・メーカーロゴ表示されてから、Windowsの起動画面~デスクトップ画面の表示までにかなり時間がかかります。
CPUやメモリーが4GBであることを考慮しても、ちょっと遅すぎる感じがしました。
タスクマネージャで調べてみると「ディスク」の使用率がずっと100%のままで貼りついています。ディスクの処理が追い付いていないようです。
ディスクの状態を確認してみると
「セクターエラー」が発生しており「注意」状態でした。使用時間が28,000時間を超えており、HDDの寿命とも考えられます。
お客様には、HDD(ハードディスク)が壊れかかっているので、SSD(半導体ディスク)に換装することをご提案しました。
メモリーも4GB→8GBにしたいところですが、32bitOSなので、4GBが限界です。
パソコンをお預かりしました。この機種は、ドライバー(ネジ回し)がなくても、カバーを外してディスクの取り出しまでできます。
ある意味修理屋さんにとっては、うれしい仕様になっています。
今回は同容量のディスクへの換装(500GB)なので、HDD→SSDへのクローン作成を行いました。クローン後、2.5→3.5インチ変換マウンターに取り付けました。
元の状態にSSDを組み込みました。
内部の清掃も行いました。
SSDに換装して、Windowsの起動、アプリの起動・動作がキビキビ快適になりました。
Windows7のパソコンをWindows10にアップグレードして使用している場合、最近かなり遅くなってきていると感じることがあるかもしれません。
一つは・・・Windows7のパソコンは7~10年くらい経っていますので、ハードディスク(HDD)が寿命に近くなってきていて、セクターエラーなどが発生し始めて遅くなっている可能性があること。
もう一つは、Windows10も半年ごとにメジャーバージョンアップされますが、そのたびにパソコンの要求スペックが高くなってきていること。パソコン自体のスペックはそのままなので、要求スペックが高くなれば、その分動作が遅くなってしまいます。メモリーはWindows10当初は4GBでも大丈夫でしたが、最近のバージョンでは8GBは欲しいです。ただし今回のパソコンはOSが32bitでしたので、4GBがメモリーの限界となってしまいます。
なので、HDDをSSD(半導体ディスク)に換装し、可能であれば(64bitOSでマザーボードが対応していれば)メモリ―容量を8GB(以上)にすれば、まだ快適に使用できるようになります。
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