現象としては、TX90S/Dは、電源は入るが画面が真っ黒のまま、TX90U/Dは、全く電源が入らないといった内容でした。
最初のTX90S/Dについては、確認したところ・・・液晶パネル用の電源ユニットから24V出力されていませんでした。
従来のTX90L/Dや90M/Dの電源ユニットとは全く異なり、パソコン(テレビ)用電源ユニットと、液晶パネル用電源ユニットの2筐体から構成されていました。そして製造メーカーも変わっています。
次のTX90U/Dについては、パソコン用電源ユニットから各電圧が出力されていませんでした。
従来の90L、Mではこのような場合、電源ユニット内の電解コンデンサーの故障(液漏れ・頭部膨張)が原因であることが多かったのですが、今回の90S/D・90U/Dについては、電源ユニット内の電解コンデンサーは、綺麗な状態で故障していませんでした。そうすると、他の半導体やチップ部品の故障の可能性が高くなりますが・・・そうなるとなかなか故障個所の特定が難しくなってしまいます。
今回、電源ユニット内のいろいろ調査を行いましたが・・・故障個所の特定することができず、お客様には大変申し訳なかったのですが、どらともでは修理不可ということで、ご返却させていただきました。
どんな状態のパソコンでも必ず修理できる・・・ようになれればいいのですが。なかなか現実的には難しいです。
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