以前と同内容になってしまいますが、最近の事例を紹介します。
FMV-TX70で、最初画面が映らなくなり、その後全く電源が入らなくなってしまったそうです。
近くのパソコン修理屋さんに出張してもらい、調べてもらったところ、電源ユニットの故障ということだったそうです。
その後、どらとものブログをご覧になりお電話をいただきました。
電源ユニットの修理でも、電解コンデンサーの故障(液漏れ・頭部膨張)であれば交換修理ができること、逆に電解コンデンサーに異常が見られない場合は、半導体(FETやダイオード)の故障(ショート)の可能性が高く、基本的には修理できないことをお伝えしました。
お客様の方で、電源ユニット内部を確認していただくと、5個電解コンデンサーの頭部膨張が見られるとのことで、電源ユニットを送付してもらいました。
電源ユニットはAPI4PC50です。同じ電源ユニットを使用している検証用のTX90に接続してみると・・・全く電源が入りません。
では電源ユニット内部の確認です。
液晶パネル用回路の2個、起動用の3個の合計5個の電解コンデンサーが頭部膨張、液漏れを起こしていました。お客様のおっしゃっていた現象とも一致します。
2次側の電解コンデンサー11個を国内メーカーの低ESR・長寿命品に交換しました。
検証用のTX90に電源ユニットを接続し、電源が入り画面が映ることを確認、さらに負荷テストを行って問題ありませんでしたので、ご返却です。
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