前回の続きです。
会社の仲間と親睦を深めるのは、とっても良いこと!
そう信じて疑わなかったあの頃。
もちろん、良いことには違いありません✨
コミュニケーションはスムーズですし
Aさんの苦手なところをBさんがカバー
Bさんが出来ないところをCさんがカバー。
そういう夢みたいなチームプレーが出来ていたのは、紛れもない事実でした。
でも。。。
人は
ゆるんでいくものです。
良くも悪くも。
ゆるまない人も、もちろんいます。
本当に素晴らしい人! でも、少数。
中には、少しずつ、ほんの少しずつ
緊張感を失っていく人もいます。
「仲が良いんだから、これくらいイイでしょ?」ってな具合に。
取引先との豪勢な会食、ポテンシャルのある顧客候補へのギフト
彼女に1度OKを出してしまうと、それがフツーになっていきました。
見て見ぬふりができない私は
Dさんに相談すると。。
「えー。。。それは。。。ダメでしょ。
そんな営業のやり方してたら、いくら交際費があっても足りないよ。
ギフトを持って行くのは年に1回で十分。しかも、太い顧客のみだよ。
それがもとで取れた契約なんて、長くもたないと思う」
数字をバリバリ稼ぐ、男性Aさんの答えはキビシイものでした。
仲が良いから、OKする?
ギフトと言っても、2000円位のものだよ?
PLにも、そんなに大きなインパクトはないよ。
他の費用をカットすれば、別にいいんじゃない?
彼女だって、数字を稼ぎたい一心なんだよ。
ぐるぐるぐるぐる。。
私の中で、反芻することば。
でも。。。何かが違う。
やっぱり、自分の意見はきちんと言わなければ。
私は、それから意を決して彼女にギフトや会食について、Noと言いました。
彼女は、私の顔をじっと見ました。
私は、しどろもどろに説明しました。
コストカットをしなければならないこと。
社全体の業績が悪化していること。
でも、彼女は心から理解しているようには見えませんでした。
暫くして
彼女がショックを受けていると、風の便りに聞きました。
フォローは、敢えてしませんでした。
「何も間違った事は言っていない!」
私は、自分の信念を通したのです。
でも、そんな強い意志とは裏腹に、
ものすごいストレスを感じました💦
今までのような気楽な関係性はもう築けないのか?
変わっていくのが、恐かった。
胃に洗剤が入り込んだような強烈な違和感に襲われながら
必死に平静を装っていました。
弱いな。。自分。
ちょっとした摩擦さえも 受け入れる事ができないなんて。
本当はもっと前の時点で さらっと「それは。。。だめじゃない?」言うべきだったのです。
「程良い距離感」を保つためには
ただただ仲良し、なだけじゃ、ダメ。
「さらっと言う」こと。
クール感を保つこと。
沈黙を恐れないこと。
摩擦も時には必要であること。
それらを避け続けると、後々キツクなるんですわ。。
たとえその時、理解してもらえなくても
縁がある相手なのであれば、いずれまた 関係性は良くなっていくかも知れない。
それで完全に離れて行く人は、残念だけど、そこまで縁がなかったのかも。
仕事で知り合う人ですから、ある程度、そう腹を括ることも必要かと感じています。
そして自分自身も、ゆるんでいないか 楽な方に流れていないか
常に自分を見つめながら 仕事をしていきたいです。