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Life is a journey - 3人乗りの船で人生を航海中

What is your MOAT ?

今回、息子の希望学部を決めていく上で、1番困ったのが「AIの普及による将来的な雇用の影響」が今の時点で全く読めない事だった。

今までなら、該当学部からの就職を考える時に
この資格を取れれば将来は安泰だ、とか
金融機関は安定しているから基本的に潰れないだろう、等今までの情報から、今後を予測する事が出来た。
ところが今は違う。

SoftBankの孫正義さんの過去のスピーチにもあるように
Artificial General Intelligence (汎用人工知能--
何を聞いても全ての分野において、AIの方が人類より優れた答えを出せるようになること)はあと10年以内に可能になると言われている。AIは2023年の段階でも、既に弁護士や医師の国家試験に合格している。

今後は、さらに人間に近い回答を出せるようになるらしい。

単純な計算や入力、資料作成はAIの得意分野だし

カスタマーサービスでは、その人の悩みをAIが分析、判断し、今よりも更にカスタマイズされた内容で、その人に寄り添った回答ができるようになり

その人の遺伝子を分析し、アレルギーや遺伝性疾患や将来的な病気を防ぐ高度医療が発達し

金融機関では、過去の歴史や、政治的背景、経済的動向を踏まえAIが最適な投資内容についてアドバイスしてくれる、等と言われている。


え??
事務員だけでなく
カスタマーサービスや
銀行員、証券外務員も食いっぱぐれるってこと??

さすがにすぐにそんな事は無いだろうが、総数は減るだろう。
今までの「当たり前の認識」が
根底から覆されてしまうのが、10年以内にやってくると言うのだ。

息子に資格を、なんて言っているけど 意味がなくなってしまう時期は迫っているのかも知れない。
そんな時期は、正直もっと先かと思っていた💦
「資格の勉強のために費やした時間をどうしてくれるんだ!」なんて息子に言われた日には、母さん、ガクブルである。🥶

巷であれほど言われていた「クリエイティブな仕事は、AIは出来ません」という説も見事に打ち砕かれた。

今、もう既にAIは
自由に音楽を作ったり
お話を作ったり出来るのだから💦

超有名新聞社のエリート記者が、職にあぶれる時代。

という事は、私たちの周りの仕事も、もっとずっと早い段階で淘汰されていくのではないだろうか?

たとえそうだとしても、私たちは、生きていかなければならないから、AIがカバーできない「領域」を見つけていくしかない。

じゃあそれって、一体何なのだろうか?

What is your MOAT ?
*MOAT=競争的優位性

これからの学生は、これを本気で考えていかねばならないと思う。
目指していた職種が消えてしまう事も十分にあり得る。
そんな時、ただショックを受けて沈んでいては、熾烈な就職競争に勝ち抜く事は出来ない。

MOAT をどうやって見つける?
脳科学者の茂木健一郎さんはYouTube で
日本のMOATは、例えば「寿司」「漫画」「アニメ」とか AIが超えられないようなものも きちんとある、と言っていて、なるほどなと思った。

息子が好きな分野でMOATになるものはあるのだろうか?
今は、全然わからない😰
とりあえず 息子は息子の好きな勉強を大学でするのが良いのだろうと思う。
たとえ、専門性が身に付かなかったとしても。(実は、ここがまだ心配に思うところではあるが)

職種の将来性について、いろいろ悩むより
やっぱり公務員を選んだ方が将来的なリスクは軽減出来る?

公務員は既にいる人員は削減できないから、AIが普及して将来的に採用数を抑える事はあっても
リストラをする事は無いだろうと思うのだが、どうだろうか?
単純な事務作業はAIが出来たとしても
それと協働しながら人間がやる部分もあるだろうから、そういう新たな業務については、自治体や国の方が研修の機会をふんだんに与えてくれるような気がするのだが、甘い考えだろうか?

それなら、資格を取るよりも、公務員の試験準備に時間を割いたほうが良い気がしてきた。

先行きが不透明すぎて、自分の今までの価値観を子供に話す事が、なんとなく、ためらわれるようになった。🫸

今は、ひたすら

「金融機関、イイねぇ。」
「○○の職種も、イイねぇ。」
「公務員も、すごくイイねぇ」

と、息子の興味のある職種については、否定せず、イイねぇと母は言うようにした。

今は人手不足と言われているが、3年後はどうなるかわからないので、希望は出来るだけ潰さない方が良いのではないか、と思い始めた。


あー。。本当にAI問題は、これから就職活動を控えた学生達にとっては厄介である。

今後は、人類がどんな価値観や倫理観の下でAIを制御するのか、AIアラインメント(AIとの共存の線引き)をまずは議論し、きちんと定めてほしい。

間違っても、1企業の儲けのために、緩い倫理観でAIを走らせないでほしい。
AIは物凄い勢いで学習し続けるという。
10年後は、人類の叡智の総和の10倍
20年後は、人類の叡智の総和の1,000倍になるという意見もある。
そうなると、もう人類がコントロールするのは無理なのではないか。
便利さと引き換えに多くの職が消えたとして、そんなにすぐに新しく生まれる職種が数多くあるのだろうか?

心配性の母、今から息子に「宝くじを毎月買いな」とでも言っておくか😣













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