気候変動に配慮したアジア環境先進型流域圏の構築と普及

水・食糧・エネルギーバランスを考慮した理想的な流域圏をめざして

インドネシア調査

2012-11-27 21:48:37 | モデルグループ

11月8~11日にインドネシアで収量調査をしました。

雨季に入ったところで毎日夕方から朝にかけて大雨でした。

熱帯なので年中気温が高く、稲作が1年に2作、水が豊富に利用できれば3作することもあるそうです。

隣同士の水田が生育途中(緑)と収穫期(黄金)である様子は、日本人の私にとっては不思議な感覚がありました。

 

収穫作業を行っている農家もあれば、代掻きをしている農家もいました。

作業は手押しの耕耘機(写真)で代掻きを行う以外は、すべて手作業で家族総出で毎日少しずつ行っているようです。

 

 

 

 


ラオス調査(10月)続

2012-11-02 18:04:44 | モデルグループ

モデルグループでは稲の収穫期の調査をしてきました。

このように円形に1平方m刈り取って、収量などを推定し、土壌分析のデータなどと合わせて、シミュレーションモデル構築のための基礎データとします。

現地では従来通りの手刈りが主流ですが、

草刈り機を利用した収穫も目にするようになってきました。

今回は写真に収めれませんでしたが、汎用コンバインも使われ始めています。

機械収穫に適した背の低い改良型品種の普及などが関係していそうです。


7月インドネシア調査(続)

2012-08-29 15:23:06 | モデルグループ
 
調査地では近代になってから育成された近代品種が植えられていますが,
時々昔ながらの在来の品種も植えられています.
上の写真は左が近代型品種で,右が在来型です.
同じ出穂期の稲なのですが,右では穂が葉の上に覆いかぶさっているのに対し,
左では穂が葉の中に隠れており,葉の光合成の邪魔をしません.
インドネシアのように,肥料もたっぷりとあげれる条件では
近代型の方がはるかに有利ですが,食味などの理由により
在来型にも一定の人気があるようです.

7月インドネシア調査

2012-08-29 15:12:45 | モデルグループ

インドネシアの調査地ではイネの田植え,生育,収穫が入り混じるので,それらの把握も課題です.

今回は食料グループと共同で,リモセン画像などを利用した地図作りを行ってきました.

主に徒歩で圃場を回って,現況を調査してと言った地道な作業ですが,

なかなか面白い地図が出来ました.

またの機会に報告したいと思います.


「ひばりは見た!」の紹介

2012-01-05 15:26:48 | モデルグループ

このプロジェクトと直接は関係ありませんが、新たな観測機器を入手しましたので、紹介します。

以下の写真は、「ひばりは見た!」の本体です。これは、気球にカメラをぶら下げて、空中から写真を撮るための機器です。

もともとは、気球1つにカメラをぶら下げるのですが、近赤外域まで撮影可能なカメラ(ADC)の重量の関係で気球を2つ繋げた特注品を作ってもらいました。

「ひばりを見た!」から撮影した画像は、こんな感じです。画像のRGBは、近赤外(NIR)、赤(R)、緑(G)の順です。

このような空撮画像を使って水田内の生育ムラなどの監視に使えないかな~と考えている最中です。

その前に、扱いが結構難しいので慣れないといけないのですが・・・。