気候変動に配慮したアジア環境先進型流域圏の構築と普及

水・食糧・エネルギーバランスを考慮した理想的な流域圏をめざして

洪水・渇水リスクおよび窒素負荷量の評価

2011-06-19 14:44:30 | 水グループ
水グループ担当の茨城大学です。
明瞭な雨季/乾期を有する熱帯・亜熱帯地域では、水循環速度が速いため、これまで以上に突発的な豪雨と長期渇水の頻発が懸念されています。渇水の長期化は季節的・地域的な灌漑用水の脆弱性を増大させ、降雨強度の増大は洪水リスクの増大と短時間での著しい栄養塩流亡を引き起こします。水グループでは、土地利用・栽培体系・インフラ整備状況を考慮可能な分布型流出モデルを援用して、気候変動に対する洪水・渇水被害、窒素負荷量変化等のリスクを地域ごとに類型化し、それぞれのレベルに応じた評価・対策法を提案する予定です。
がんばります。

「アジア環境先進型流域圏」研究

2011-06-18 11:06:25 | プロジェクト全体
「気候変動に配慮したアジア環境先進型流域圏の構築と普及」が
環境省の環境研究総合推進費に採択されました。

H23年度新規開始研究課題の記者発表が下記webページで示されています。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13895

なお、同時に本研究の概要もここに示されています。
http://www.env.go.jp/houdou/gazou/13895/pdf/E-1104.pdf

本研究は水・食糧・エネルギーを中心として
アジア環境先進型流域圏の研究を進めます。
現在は、工学、農学、経済学が専門のメンバーで構成されていますが、
少しづ異分野の仲間を増やし文理融合型の研究組織により、
様々な難題に対して対策等の提案ができればと考えております。

興味のある方は、是非ご連絡ください。

因みに、プロジェクトの英語名は、
Development and Practice of Advanced Basin Model in Asia
-Toward Adaptation of Climate Changes-
でDPA(ディーパ)プロジェクトとよんでいます。

よろしくお願いいたします。