スカイツリーが見えた

3月11日の大地震の時、皆様は何をされていましたか。
私は、東京の丸の内にある職場でいつも通りにパソコンにデータを入力していました。

お尻の下からトントントンと来て、揺れはじめたので直感的に大きな地震になるような気がしていました。ビルの構造は、耐震構造ではなく免震構造とかいうもので、揺れて崩れることを防ぐようになっているらしく、ミシミシと音をたてていました。怖かったです。

何度も地震がきたので、マンションに一人でいる母にすぐに電話することができませんでした。4年前にマンションに引っ越してきたので、ご近所に顔見知りがいないので、きっと母は怖がっているので、心細いのではと・・・とそのことばかり考えていました。

男性がテレビをつけて地震速報を聞いていました。
少し落ち着いた15時半頃、母に電話をしました。
そうとう揺れたらしく、そして、どうなるのかわからず怖かったのでしょう「ぶら下がっている電気が大きく揺れて。ゆらゆら揺られながらドアを開けなくちゃと思って必死で開けて・・・怖かったよ・・・」と泣きながら話していました。
怪我をしていなかったこと、家の中で壊れたものがなかったことを聞き、少しだけ安心したのですが、早く帰りたいと強く思いました。

上司から地震がおさまってきているので、可能ならば帰宅していいと言ってくださったので、帰宅することを決断。
16時頃、オフィスビルの警備をしている人に確認したら、「できるだけ外には出ないようにと伝えていますが、どうしてもおっしゃる方にはお引止めいたしません。」

東京駅のタクシー乗り場は、すでに長蛇の列。走っているタクシーは、全てお客様を乗せている。丸の内から日本橋、人形町、浜町、両国、錦糸町へと続く道のりをタクシーを気にしながら歩き始めたのです。
日本橋から浜町への道は、歩いたことがなかったので本当に不安でした。

サラリーマンもみなさん歩いていました。

人形町の地下鉄入口では地下鉄の職員さんが道案内をしていました。職員さんがいらしたところはちょうど三叉路になっていているところだったので、ここで道を教えていただいて本当によかったです。職員さん、ありがとうございました。遠回りをしなくて済みました。
警察でも大きな地図を出して、案内をしていました。警察官の方々は、穏やかに優しく対応してくださったので、不安な気持ちが慰められました。お礼を言うと「気とつけてね」と言ってくださいました。
明治座が見えたときには、なんだか元気が沸いてきました。別に私は、俳優ではないのですが、知っている建物ってホッとさせてくれますね。私だけかしら・・・

隅田川の向こうにスカイツリーが見えたときは、もう少しだと思いホッとしたのか思わず、携帯で写真を撮ってしまいました。後ろから歩いていた男性2人が「こんな時こそ、平常心は大切だよ。」と言いながら、私を追い越していきました。

両国橋付近は、車が渋滞していて歩くほうが早いように思いました。浅草橋方面から歩いてきた方が多く、このあたりから錦糸町まではデモ行進のようでした。

マンション内は、エレベーター、非常階段が使えず、マンション内の防災センターに住民の方、管理組合の理事長、副理事長、管理会社の方が大勢集まっていました。私もここにしばらく待機していました。理事長の判断がとても早かったので、非常階段の安全確認、エレベーター２機の安全確認ができました。
ライフラインが問題なかったのでよかったのですが、もし、全てが使えなかったらと思うとゾッとします。しかし、停電もありえますので、引き続き節電に協力したいと思います。

えっ、どうして15時頃ブログが投稿できるのか気になりますか。
今日は、地下鉄が動いているものの間引きしていること、ＪＲ総武線、快速が運休しているので、お休みをいただきました。

余震が続いていますので、気をつけてくださいね。
また、地震が着ましたね。怖いです。