vision quest の時、
断食をし 独り山の中で深く祈りを捧げる
日々の記憶が 走馬灯の様に蘇る
壮大な 自然 大宇宙に魂が抱かれてるのを
まざまざと感じ
慌ただしい日常での小さな価値観が 砂上の楼閣の如く 脆く崩れゆく
カラカラになっていたはずの身体に 力が漲り 全身の感覚が開いてくる
森の中の 全ては 大いなる力に完全に調和し存在している
あらゆる生命の香りが漂う
視界の隅に残った最低限の人工的なものが 哀しく色褪せてゆく
森羅万象 全てに 心があり 根源的な意思を感じる
夜明け前
大地が息を吐き 空が表情を変える
宇宙は 神秘的な紺色から 清らかな明るい青に変わってゆく
「生かされてる。」
揺るぎない 偉大なものに…
そう確信する
心の奥底から 偉大な希望と喜びに包まれる
夜明け前
それはgreat spiritから神聖なvisionが現れる時だ
心にすむオオカミ
ある日、おじいさんが孫たちを集めてお話をしました。
「よいかな、人の心のなかには 2匹のオオカミが住んでいるのだ。」
その2匹のオオカミは、わしの心のなかでも、つねに戦いをくりひろげている。」
1匹のオオカミは、悪いオオカミだ。
それは
恐れであり
怒りであり
嘘であり
自分だけよければと思う心だ。
でも、もう一匹のオオカミは
よいオオカミ
それは
勇気であり
思いやりであり
愛であり
そして、信頼だ。
わしのなかでこの二匹のオオカミが絶えず争いあっているように、
おまえたちのなかでも、同じ戦いが起きているのだ。
それはまた、すべての人たちの中でも起こっていることなんだぞ」
孫たちはしばし黙ったまま、その言葉の意味を考えました。
やがて、一人の子どもがおじいさんにたずねました。
「で、どちらのオオカミが勝つのですか？」
おじいさんは静かに答えました。
「よいか、いつも忘れるでないぞ。
それは、おまえたちが真の友とするほうなんじゃ。」
