電車好きの雑記帳

今まで撮り溜めただけの列車の写真を整理するがてら始めたブログ

201系 ND616

2024-12-28 01:51:20 | 撮影車両の記録
201系ND616編成の記録です
2022年10月運用離脱、森ノ宮疎開後2024年1月吹田へ廃車回送
関西地区に投入された201系の中で最も車齢の若い車両でした
2019年11月の最終検査で台車と一部機器が灰色に変わり、
加えて前面車番の貼り付け位置が黒いパネルの底面にあるという
奈良支所201系では唯一無二の形態となりました
しかし、このズレた車番と部分的に灰色になった足回りの当編成は
一部の撮影者にとって見栄えの悪いハズレ個体という存在でした
車両変化や個体差の記録が目的の自分にとっては
当編成の分かりやすい変化は新形態として歓迎できるのですが、
写真の出来栄えを重視する者にとっては、度し難い歪な姿に見えたのでしょう
検査の仕上がりはND614、ND615の次にお出しされたタイミングの悪さもあったと思いますが、
晩年の長い疎開留置も含めて不憫な印象を受けた編成でした

最終検査後(2019-11~2022-10)
クハ200-143~ 2023-4-3 森ノ宮支所(大阪城公園駅ホームから)
疎開留置中のND616編成、2022年に入って2度目の疎開を撮影
廃車時期は2024年1月ですが、実質の引退は2022年10月頃
廃車回送まで間、1年以上森ノ宮支所で留置中という余生を過ごしました


クハ200-143~ 2022-9-22 王寺
61A回送、午前の運用を終えて王寺駅で留置中のND616
営業運転時の最後の記録

クハ201-143~ 2022-9-9 高井田
67A普通JR難波行き
真正面から捉えると異なる車番位置がより目立ちます
私自身、ハズレ個体という認識は持っておりませんが

クハ201-143~ 2022-9-9 柏原
67A普通JR難波行き

クハ200-143~ 2022-9-9 柏原
67A普通JR難波行き
2022年頃の運用中のND616編成
221系の転入により、同年3月改正前に森ノ宮支所へ回送され留置となります
同年5月にND611と入れ替わりで営業運転に復帰しました
後々の10月頃、宮原支所で疎開していたND613の復帰と入れ替わりで
運用離脱、森ノ宮支所へ回送されました


クハ200-143~ 2021-9-21 久宝寺
62A普通王寺行き
経年で汚れが目立ち、言われないとグレー台車の編成とは気づきませんね


クハ200-143 2021-9-10 新大阪
70A普通久宝寺行き(おおさか東線)

クハ200-143~ 2021-2-5 高井田
77A普通王寺行き

クハ200-143~ 2020-6-26 衣摺加美北
68A普通新大阪行き(おおさか東線)


クハ200-143~ 2020-3-11 柏原
67A普通王寺行き
夜間で鮮明な写真ではありませんが、以下に王寺方の3両の形式写真

クハ200-143 2020-3-11 柏原

モハ200-281 2020-3-11 柏原
台車や中央部の電動発電機のグレーが目立つ


モハ201-281 2020-3-11 柏原

検査上がりから4か月経過しているのもありますが
台車自体の塗装範囲も部分的な印象で、201系以前の国鉄型の重要部
検査で見られたパッチワーク塗装に通じる仕上がり

余談ですが2018年頃、王寺駅で105系の記録をしていた時、ついでに
201系の検査時期の記録を付けていたことがありました(妻面の窓から覗くだけの簡単なお仕事なので)
ND616編成は当時「27-12 吹田総」の表記、2015年12月に吹田総合
車両所で全般検査を実施したことを示したものです
JR西では大まかに4年1度の周期で、全般検査と重要部検査が交互に施工されます
2019年11月に吹田を出場したND616は周期的にも、
出場後の外観からも最終検査は重要部検査だと思われます

その前のND614とND615は足回り全体がグレーの仕上がり具合から、
全般検査だと勝手に思ってました
が、過去の検査記録を調べるとその2本も周期的に最後の検査は重要
部検査の可能性が出てしまい、だとすれば同じ規模の検査で、何故
ND616は部分塗装で済まされたのか、益々ND616が不憫に
(2018年5月時点でND614は「27-9 吹田総」、ND615は「27-11 吹田総」でした)

クハ200-143~ 2020-2-21 新加美ー久宝寺
69A普通新大阪行き(おおさか東線)
おおさか東線運用に就くND616、この時足回りの違和感に覚えて
始めてグレー台車になっていることに気づく、遅すぎる
リアルの都合で撮影に出掛ける頻度が減っていたのもありますが
検査上がりから3か月も201系の新形態をスルーしていたことに、なんて勿体ないことを…
積極的に追いかけまわしたいところでしたが、
時勢的に新型コロナウイルスが日本でも流行り出した頃であり
罹患した場合の症状もかなりキツイ頃でしたので、6月頃まで撮影の
ために出歩くとを自重しておりました
この流行病がなければ、ND616も検査上がりの103系R1編成も綺麗な台車が時に撮りに行きたかったんですがね~

運用終了後
クハ201-143 2024-1-21 吹田総合車両所
廃車回送後に最後のお披露目となった撮影ツアーでの展示
最終展示の元奈良支所の103系と、同じく廃車回送された加古川線の
103系と並んで展示された


回送されて日が浅かったためか、編成のまま展示され
各表示器のリクエストも受け付けていました
ウチの機材では、LEDが碌に写せませんでしたがw


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