出産内祝いにギフトを贈るルーツは?
待望の赤ちゃんが生まれると、たくさんの人から祝福を受けて、とても幸せな気分に浸ることができます。
ですがそれもつかの間、特に第一子の場合だと、慣れない子育てに精神的にも体力的にもいっぱいいっぱいの状態に陥ることも・・・・・。
そうなってしまうと、お祝いをもらった人たちへの「出産内祝い」も、なんだか面倒に思えてくるかもしれません。
とはいえ、出産内祝いのお返しは絶対にないがしろにしてはならないものです。
出産内祝いにギフトを贈るルーツを紐解いていきたいと思います。
「内祝い」の由来は、「幸せのおすそわけ」の風習
現在、出産内祝いは出産祝いをもらった人に、そのお返しとしてギフトを贈るのが一般的になっています。しかし、昔は少し違っていました。
本来、出産内祝いと言えば、子供が生まれた喜びを込めて、お祝い もらったかどうかにかかわらず、家のお祝いの行事の一環として親戚や友人、近所の人へ配るものでした。いわば「幸せのおすそわけ」のようなものだったので、「内のお祝い」=「内祝い」と言われるようになりました。
ちなみに昔は、お赤飯やお餅はギフトとして配られていたそうです。
このような古来の風習が「内祝い」の由来となっています。今でもお赤飯やお餅が入ったギフトは内祝いの定番として人気です。
出産内祝いに込められた3つの目的
現代になって出産内祝いのスタイルは変わりましたが、そこに込められた想いは今も脈々と受け継がれています。
出産内祝いは和と礼儀重んじる、まさに日本的な文化と言えるでしょう。そのために、「感謝している」と声を出して伝えたとしても、出産内祝いという形で示さなければ感謝の気持ちを周囲の人たちに伝えることは難しいといえるでしょう。
昔の人が出産内祝いを行ったのには主に3つの目的があったとされています。
まず、「出産の喜びを近いひとに分け与えること」。
次に、「見守ってくれた人たちに感謝の気持ちを伝えること」。
そして、「赤ちゃんの名前を覚えてもらうこと」です。
「ありがとう、そして、これから家族共々よろしく」という意味合いを持つ出産内祝いは、人間関係の絆を築くために大きな役割をはたしていました。
出産内祝いというマナーを守ることも親の務め、出産内祝いは日本の文化であり、マナーです。
子を持つ親になった以上こういったマナーを守ることも親の務めといえるかもしれません。
人はひとりでは生きていけません。特に、子どもが生まれたらさまざまなシーンでたくさんの人に協力を仰ぐことになります。
いざ困ったときに手を差し伸べてもらうためにも、感謝のメッセージを出産内祝いのギフトを通してきちんと伝えておきましょう。
出産内祝いの由来を知れば、ギフト選びの視点も変わるかもしれません。
喜びと感謝の気持ちが伝わるように、そして、赤ちゃんの名前を報告できるようにすることが、出産内祝いのギフトを選ぶうえにおいてとても大切です。
出産内祝いのお返しでお困りの方はこちらをご覧ください
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