Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

【レポート】自然とつながるワークショップ

2016-06-28 | [Earth Spiral もりとアートの学校]
開催日:2016年6月24日~26日
場所:Earth Spiral/こびっとハウス

自然とつながる、というテーマでは、
10年ぐらい似たようなワークショップや
個人セッションをやってきましたが、
今回はその総まとめ的なもので、
どんな感じになるか自分でも
楽しみにしていたワークショップ。

Medicineという言葉は自分にとって、
鍵となる言葉であると、
いつしか気づいたことがある。

Medicineとは、単なる薬や医療、
という意味を超えて、
何かをつなげるメディアなのだ。
そして、世界にあるあらゆるものは
メディア、メディスンになりうる。
しかし、メディスンに最も適しているのが
植物なのではないかとも思う。

このワークショップの一日目は、
メディスンとして、
自分をひき付ける植物を探してもらった。
その、惹きつけられる感覚を探って行く。





雨上がり、植物たちは
緑を輝かせて生き生きとしている。
気になる植物の写真を撮ったり、
観察用に摘んで来てもらった。

1日目は、摘んできた植物を題材に、
次の日にじっくりとやる予定の、
植物観察のポイントを話した。



2日目は朝のラジオ体操と瞑想から始まった。
あいにく、雨は降ったりやんだり。
外で観察し、室内でもじっくり調べる時間もとれた。

レクチャーでは、この物質主義的な今の世界の中で、
人間も植物も、魂の存在であることを思い出すことが
必要であることを話した。

1日目の懇親会で、死生観の話が出たのだが、
今回のプロセスの中で、
それが一つのテーマかもしれないと思った。
そのテーマを促進することをサポートしてくれるものは?
と見回した時に、カラマツが目に入った。



カラマツと杉の葉をもらってきて、
地球に戻る肉体と永遠の魂の話をした。
カラマツは地上に生きるサイクルの象徴、
杉はいつも緑で永遠の魂の象徴。

植物たちは私たちがホリスティックな存在であることを
思い出させてくれる、良いサポートをしてくれる。



深く植物たちとつながろうと思った時に、
初日に行った「惹きつけられる感覚」は大事にしつつも、
それだけに囚われ、そこの留まるだけではない。
さらに、意識を広げていく必要がある。









これでもかというほど、丁寧に観察し、
徹底的に客観的に真実を見ていく姿勢が大事なのです。
思い込みや個人的な感覚、感情を超える必要がある。

この日は、「自分をサポートしてくれる植物」
というテーマに絞り込んで、
自分が向き合い、最後に写真に収めるものを
決めて、じっくりと丁寧に観察をした。

よく見て観察をしたり、その場では
見ることのできない四季のプロセスに
思いをはせたりすることは、
意識の届いていない場所に、
意識の光を届かせることなのだ。



そうして、意識の光を届かせた翌日、
最終日にこの日は、自分が向き合った植物の写真を撮る。
ここまでの2日間はその瞬間に向けた準備だ。

みんなの写真をそれぞれがシェアするために、
私は祭壇のような場所を創ってみた。
会場として使用しているこびっとハウスは、
舞台としてリフォームした場所がある。

そこに、私たちの学びに使わせてもらった植物たち、
感謝と供養の意味もあり、祭壇に飾った。



雨の合間を縫って、それぞれが写真を撮った。
そして、写真と、その植物から感じたことなどを、
言葉で表現してみることを、その祭壇の前でおこなった。



植物に向き合うことで、
みなが、自分の心の中と
自然に、かつ深く向き合えている、
ということに驚く。

それは、慈愛に満ちた
植物だからこその技なのだろうと思う。



レポート 作品編のページへ続く)














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