Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

トランジション タウン

2008-10-05 | パーマカルチャー的暮らし
土曜日に勉強会がありました。
東京都内のとある地域で、知人がトランジションタウンの
勉強会なるものを開催しています。

トランジッションタウンとは、イギリスのトットネスという街で
始まった運動で、これから石油がなくなる時代に、どうやって生活していこうか?
ということを、地域ぐるみで考えて活動して変えていこうという取り組みです。

石油が高くなったら生活はどうなるの?

ガソリンが上がったり下がったりですが、石油は確実に減ってきて、
完全になくなるまでには時間があるかもしれないですが、
なくなりはせずとも、近いうちに、今までのように
安い価格で石油が手にいはいる時代は終わるということです。
日本ではなぜかその認識が低いのですね。
あまり、報道されないし。

でも、世界中では、ピークオイル後の社会をどうするかを
真剣に考え始めている人たちがたくさんいるんですね。
石油は車や電気や暖房などのエネルギーとして使われるだけではなく、
様々な製品の原料にもなっています。
私が関連しているヘルスケアの分野で考えたら、
薬なんかは、石油が原料となっているので、
石油が高騰したら安価に薬は手に入らなくなるのではと思います。
それから、アロマだってハーブだって作るのにも輸送するにも、
エネルギーがかかっているので、それも高騰する可能性あり。
ということは、近所の薬草とかを利用できるような準備を
しておく必要があるということになります。

そんなこんなで、石油依存の生活から、依存しない生活に、どうやって変えて行ったらいいか?
やっぱ、今の生活は便利なので、なかなか変えるのはむずかしい。
そして、いろいろガマンしなければいけないのでは?と思ったりします。

しかし、ガマンするんじゃなくて、本当に自然と共生して、
循環型の生活にしていくということは、
もっと、スローで自然との関係、人との関係を回復させながら、
今の崩壊しかかっているお金のシステムにも頼らずに生きていくということなのです。
それは、子供たちだってのびのび遊べる社会になっていくだろうし、
ストレスなく、お金はなくても豊かで楽しい暮らしにかえていくことは可能なのです。

パーマカルチャーを学んでいたり、エコビレッジを見ていたりすると、
それがイメージできるのですが、今の都市生活にどっぷり使っていると、
なかなか、新たなる世界をイメージするのは難しいかもしれません。
でも、可能だと思うんですよね。

「何とかしてくれ!」じゃなく「なんとかしようぜ!」

勉強会では、トランジションタウンの本場、イギリス人のポールさんからの
プレゼンテーションがあり、その後、参加者どうしていろいろと、
自分が出来そうなことについて話す時間がありました。
政治家に「なんとかしてくれ!」という依存的な、人任せな態度ではなく、
「なんとかしようぜ!」という自分たちでやろう!という取り組みなのです。

トランジションタウン運動の中には、12の進め方のステップがあります。
それをみていると、なんとなく、やれる気がしてきます。
12のステップ
自分の町でも出来ないかなぁと思ったりします。

トランジションタウン トットネス




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
半世紀生きてるので (けさみ)
2008-10-06 10:30:12
私の、小さい頃はほんとに石油製品がなかったので・・でも楽しく生きてました。

大変なのは社会がもう、そういうふうに出来ていることを変えるという事だよね~~それ考えると、しんど!と思います。でもやってかないとね~
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地域のちから (anju)
2008-10-06 10:53:26
自分が生まれたときは、食糧自給率はまだ70%ぐらいあったんですよね。
社会がそういうシステムになっちゃっているから、かえるのはとても大変。
かといって政治家には期待できないし、一人でがんばるのも辛いし、というわけで地域のコミュニティで、みんなで盛り上げようということみたいです。
今のままじゃ変だな、でもどうしていいかわからん、という人は結構いますよ、と参加者の方が言っていました。そういう人たちの力が集まってくれば、すごくがんばらなくても、何か変っていく気がします!
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