Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

陰陽農法

2008-10-03 | 日記的な
今週の月曜日に、近くで陰陽農法なるものを実践している
すどう農園におじゃました。

雨にもかかわらず、ご主人の須藤さんが、農園内を案内してくれた。

マクロビオティックの原理の元にある、無双原理を農法に応用したものということだ。
シュタイナーは、シュタイナー哲学を農法に活かしバイオダイナミック農法というものを提唱した。
無双原理は、いまでは、マクロビオティックで知られるぐらいで、
もっと応用範囲があっていいのではというのが須藤さんのご意見。

うまく説明できないので、関心のある方は、
陰陽農法を見てください!

とても簡単に言うと、植物も人間も同じで、
病気になったら○○病と名前をつけて、
それに薬を投入するというのではなく、
バランスを見ていくという考え方。

○○病といっても、今の科学で勝手につけた名前で、
そんな紋切り型に診断治療できるものではないのは、
人も植物も一緒ということですね。

虫たちは、元気がないところから食べていく。
すずめはお米を食害するというけれど、
すずめたちは、弱っている株に乗って、落としてから食べるらしい。
乗ってもピンピンしているような株からは食べないそう。
確かに、友だちの畑に、小松菜とルッコラを蒔いて、
毎日見にこれないので、間引きも何もしていなかったのだけれど、
虫たちが食べて、適当に間引かれて、丈夫なものだけ育っていた。

したがって、健康に育っていれば、農薬も必要ないということ。
肥料も適量じゃないと、有機であっても、
それで虫がつきやすくなったりするそう。

常に、バランスが取れているかは、植物と対話しながら
お手入れをしていく。

写真のなすには、カメムシがついていて、
すきあらば、汁を吸おうとしていた。
どうするのかな~とみていると、
どうも、あきらめたらしく、場所を移動しはじめた。
最後まで見届けられなかったけれど、
これが元気なナスだったら、カメムシは針を刺すことができなくて、
あきらめるのだという。

須藤さんは、この農法で、農薬も化成肥料も使わず、
有機肥料はちょっとだけで、ちゃんと農家として生業をたてている。
プロでやっている人の話は、地に足が着いていて
なんだか、安心感がある。

見学が終わってから、みんなで畑の栗を拾っていただいてきた。
その栗の運命は…また、次回。

陰陽農法は、時々、訪問して、また、教えていただくことにした。

これは、まだ、読みかけ。思ったよりわかりやすい。

無双原理・易―「マクロビオティック」の原点
桜沢 如一
サンマーク出版

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これは、友だちから借りました。
自然農を志すも、挫折しかかって、
しかし、自然から学んでなんとか、がんばっている人たちの話。
農=生きるための哲学と感じる言葉がたくさんあった。

自然農への道

創森社

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