11月23日(勤労感謝の日) 対戦相手:女の子
川崎市
小児科クリニックの待合室でのバルーングリです。今日は混雑してましたね。祝日だからでしょうか?受付窓口にはサンタとトナカイ&リースとツリーというクリスマスコンボです。プレゼントするバルーンはひとつひとつ、お子さんの目の前で作るようにしてますが、待ってるお父さんお母さんも見える所に季節の作品を配置して、少しでも退屈しないように、という気持ちからですね。
混雑してると僕も待合室をあまり移動出来ませんので一箇所に立って黙々と作ってると小学生の女の子が傍でずっと見ています。お花のブレスレットを既に手首に巻いてますが、二個目を欲しがるのではなく、純粋に作る様子を見ていたいようですね。この女の子が話しかけてきました。
「ゾウ作れる?」
「うん、作れるよ。ほら。」
「すごーい、じゃあキリンは?」
「こうでしょ、はい。」
「じゃあ馬は?」
「はい、こんな感じ。」
「ホントだぁ。これ、誰にあげるの?」
「うーん、じゃあ貰ってないお友達がいたらあげようか。それまではこっちに置いといて。」
「うん。」
「でね、この馬に角を付けると、」
「ユニコーン!」
「当たり。」
「じゃあペガサスは?」
「ペガサスは羽が無いとダメですねぇ。よし、じゃあ羽作るよ。」
バルーン教室でも一度か二度やってますし、羽はその場でも考えて作れるから安心だね。でもちょっとバランスの事を考えて時間が掛かってます。そしたらお会計を終えてお父さんと男の子が玄関口に向かいました。女の子は羽が出来るのを待ってる間に気を利かせてくれて、この男の子に
「風船、もらった?」
優しいねぇ。そして、ちょっと集中して作ってる最中なのでこういうフォローは助かりますよ。
「はい、出来た。羽!」
そしたら
馬が居ませんよ。
女の子が帰る男の子に馬をプレゼントしてました。
羽だけ、受付に。ポツンと。
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