9月8日(日)対戦相手:オーダー
横浜市
小児科クリニックの待合室でのバルーングリーティングのお仕事です。まだ作品としては安定しないのですが、夏前からコツコツと試してました
こんな作品
が何と無く形を帯びてきました。尻尾の長さとか背びれの数とかはアドリブで作ってる感がありますからその時々で変わってきますが、出来上がった存在感は圧巻でして、今日も「病院嫌々~。」な不機嫌な顔をした男の子が、入り口で靴を脱ぐのもためらっていてようやく待合室に入ってきた所を
「こんにちはー。」
挨拶しましたがやっぱり不機嫌。しかし出来上がったコレを指差して
「アレなーんだ?」
するとお母さんもちょっと目を輝かせながら
「・・・▲#☆ゅー。」
「ん?」
「きょーりゅー。」
そして
「じゃあこれ、プレゼント!」
その瞬間、閉ざされてた扉は
完全に開いたね。
こういう時の為に来ているので、今日はここにいる意味がありましたね、まあ半分以上は【キョウリュウ】というアイテムに助けられてますが。別の女の子。ちょっと咳が出ていますがとっても元気です。最初にお花をプレゼント。そして、まだ時間が合ったのでじっくり作って見せる感じで難しい方のウサギを。このウサギは最初見ただけだとウサギっぽくないので、興味を引っ張るのには最適な作品。そして出来上がった後のかわいさも女の子の心に響きます。すっかり打ち解けてくれたこの子に
「次は何作ろうか?おねえちゃんが好きなモノ作るよ。」
「うーん、卵。」
「卵?卵、好きなの?」
「うん。」
バンドーエージか?という突っ込みもたぶんこの子には分からないだろうから飲み込みましたが、診察室に向かったこの子の背中を見ながら
「卵?たまご…。えー?こんなんでイイのかな?」
膨らまして、数センチのところで縛って楕円を作り、あとは切って終わり。
いいの?これでいいの?
戻ってきた女の子は大喜び。そして大事そうに抱えて笑顔で帰っていったのでした。
手の込んだ作品でも膨らましただけのような作品でも求める結果はひとつですね。
▲「卵、ウケる。」って方、ポチっとな。