子供にゃまだ早い。

　２月１１日（日）　対戦相手：お子様

　海

　

　本日、満員御礼の陸と海でございます。こんな日は大入り袋出てもいいんじゃないですかねぇ？と思うアントニーオです。

　

　さて、強風で人力船は運休、海軍バンドさんとのコラボも無し。おまけに、通常海を使ったショーなどもキャンセルという事で、少々鬱憤のたまった沢山のお客さんを相手にパントマイムという地味な技をフル回転させ、楽しい時間をお送りしております。しかし中には、

　

　「ママ、あれ何してるの？」

　

　こんなご意見を頂きますね。まあね、マイムって見る方の人生経験によって見え方が変化しますからね。現に、石板を離れベンチに座り、マイムで作った女性（アンジェリカと命名）の肩を抱いて愛をささやいていると、男性がアンジェリカの横、僕の反対側に座り同じく肩を抱いて、愛しいアンジェリカをそのまま連れて行ってしまいました。

　

　本物の彼女が見てる前で。

　

　しばらく歩いてアンジェリカをポイし、彼女さんと手を繋いで去って行った背中に「お前はジゴロかぁ～！」もちろんこの台詞もマイムです。

　とまあ、この事からも解るように、やはりパントマイムは大人の方が見て楽しむ絡んで楽しむ演って楽しむ物なんですよ、うん。

　

　さて、お子さんにとって解りづらいのはパントマイムだけではありません。『恋』という概念もやはり人生経験が追い付かないらしく、そんな訳ですから、恋にまつわる行動もまたお子さん達には無いのです。あるお母さんが、

　「写真この子達と一緒にいいですか？」

　お母さんに促され小学生の女の子が僕の両脇に立ちました。女の子はポーズを取ります。まずはオーソドックスなピースサインで一枚。お母さんはデジカメから携帯に持ち代えてる最中に女の子達に

　「ほら、ポーズ変えて。」

　でもピース以外の引き出しが無いようで戸惑っています。アントニーオは助け船を出そうと思い、

　「一緒に腕組みませんか？」

　二人に肘を突きだしました。それを見た二人はアントニーオの真似をして両肘を突き出して

　

　ボディビルダーのマッソーポージング

　

　女の子には敢えてボクの腕に絡ませるような大人社会の無粋な行動は取りません。これから年月掛けて覚えていけばイイさ。そしてこの瞬間を大事にする為、せっかくだから、

　

　憤怒の形相を作ってみました。ヌオーーーッ！

　

　【新ネタ】

　『心の季節』の携帯のサイトでは、デートコースを提案してくれるサービスがあるそうで、携帯を片手に石板を訪れるカップルも少なくありません。そのサイトには

　「手を入れてみよう。隠し事があると…」

　などと書いてあるようです。だからサイトを見ながらやって来たカップルに対し素敵な音が聞こえない場合、双眼鏡をマイムで作り二人の心を覗きこみます。この時のリアクションは結構リアルで、顔を背けてしまった男子、

　

　アンタ、隠し事あるね。

　

　はい、こんな『隠し事探知機』はいかがでしょう？結構、信憑性あると思います。相手にカマ掛けたい方や、これを機に相手の弱みを握りたい方にお薦めです。石板とアントニーオのセットで７９８００円。３月１５日からは一般発売で、限定数は１です。お早めにどうぞ。