6月15日(土) 対戦相手:男の子
川崎市
小児科クリニックの待合室ロビーでのグリーティングパフォーマンスです。前回オーダーされた黒い猫なのですが、作ってみたら目玉を白いペンで塗らないととてもじゃないけど見えてこなくて、その場でチャチャっと作るポリシーの持ち主であるワタクシ、この作品はレパートリーに入れない事にしました。で、今日は受付にアジサイを作って飾ってみましたが
写真は撮ってません。
アジサイもいろんな人が色んなパターンで作っておりまして、どれが正解なんだか分かりませんが自分がカワイイと思ったもの、そして素早く作れるものが正解なんだろうなぁ。今日はまだ手探りでひとつひとつに時間がかかります。労力も要します。で、花もいくつも添えて豪華に出来上がり飾っておいたら、受付スタッフさんが
「いいですよー。これ持ってっちゃって。」
ホイっとお子さんにプレゼントしまして、内心
「うおぉぉぉぉーっ、時間かけて作ったんですよーーー、そんな殺生なぁぁぁ。」
とも思いましたが、いや待てよ、お前はここに何しに来てるんだ?お子さんに喜んでもらう為に来てるんだろ?はい、そうでした。さて、待合室には色んな玩具が置いてありまして、ままごとセットに没頭する子もいれば、乗り物タイプで走り回る子もいます。そして男の子の心をガッチリつかむのはやっぱり戦隊モノや巨大化するヒーローのソフトビニール人形なのですよ。怪獣も何体かありますのでお子さんの頭の中とソフビ人形が出されたテーブルの上では
大怪獣バトル
が展開されているようです。お子さんは遊びの王様だよね。そして無限の想像力で生きているのです。今日ソフビ人形で夢中になって遊んでいた男の子はゲキレンジャーのブルーvs地底怪獣グドンという、実際にはありえない夢のバトルを展開しておりました。身長差とか関係ないよ、だって目の前のソフビ人形は同じような大きさなんだもん。もともと細かい設定とか無いようですから、バトルもこの男の子の頭の中の脚本家が作り上げていて攻撃や防御、回避運動などもオリジナルです。それまでは無音で、あくまで効果音はこの子の頭の中だけで響いていたのでしょうが、徐々に白熱する戦いになってきたのか、ちょっとずつ台詞が聞こえ始めました。それも最初は
「ボスっ。」
とか
「グギャーン。」
とかの効果音だったのに、脳内監督の指示なのか台詞もかなり明確化してきまして、ついには必殺技の名前まで叫び始めました。
「いとーーーーーーえんっ!!!!」
それ、お茶じゃん。
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