9月24日(火) 対戦相手:芝居
稽古場
環境戦隊ステレンジャー、28日に行われます【コープみらいフェスタ in 秋葉原】用の特別ストーリーのリハでございます。なかなか全員が集まれませんで、今日は初回稽古に参加出来てなかった、8月の節電編でのブルー・古川くんが合流。大河ドラマの撮影で2週間ほどロケに行っていたんだそうですよ。稽古場にお土産を持ってきてくれました。
かっぱの鼻くそ。
先日のなっぱさんの、くっそマズいキャンディの件がありますからメンバー全員、一瞬躊躇。そして走る緊張感。でも、よくあるココアスナックだと判明しまして緊張は解けたのでした。
さて古川くんに動きなどを付けた後は一度止め通し稽古です。これをやって、動きが付いていない部分を徹底的に洗い出し、そこを細かく作るという作業です。今日はピンクのなっぱさん不在でしたが、シーンとしましては
桃→赤→桃→青→桃→黄
という、赤青黄にとっては一行のシーンに動きを付けていきました。ともすれば数秒で終わってしまう、そして特に重要でもないシーンなのですが、演出のこだわりとして徹底的にやってもらいます。
「はい、動いて。」
「ちがーう!もっと身体使って!!」
「全然ダメ。別の考えて。」
ホントにね、何もしなければ数秒で過ぎ去ってしまうんですよ。でもここに何もしなかったらただボーっと突っ立ってるだけで流れてしまうんです。まったく重要じゃないシーンだからこそ役者さんには手を抜いて欲しくないんです。
「はい、もっと考えて!」
動きを見せて完全コピーさせるのは簡単なのですが、時間もたっぷりあるし、もっと苦しんでもらわないとね、ふっふっふ。ただ、演出も苦しまないとと思いまして、見ながらスクワット。
苦しいよ、ゆっくりやるスクワットは。
動きの答えは全て台本の中にあるのです。まるで受験現代文の読解をしているかのような作業。そう、頭悪いと芝居は出来ないんですよ。ステレン3人にはいっぱい悩んで正解を出してもらいます。その悩みが血になり肉になるんですから。そんな1シーンにおおよそ1時間を費やす今日の稽古場。若手の苦悩とは別に、怪人の河合さんはベテランのアプローチでして、今日もゴミ怪人・ミゴナダム(逆から読んだら“無駄なゴミ”)の真髄に迫るべく無駄なネタが多いよ。
「じゃあここでステレンジャーの準備が間に合わなかったらどうするんですか?」
イエロー・高橋くんの質問に
「ん?つなぐよ、ムダ話とかして。」
そして頼んでもいないのに即興でムダな話が始まります。
「ゴミばぐゴミばぐ3ゴミばく。あわせてゴミばく6ゴミばく。」
何故か早口言葉大会。しかも微妙に言えてないですよ。
「ん?まだステレンジャー出てこないの?じゃあここからは一人芝居をご覧いただきましょう。テーマはお肉。【良く焼いて食べてね…。】」
何かシュールなドラマが始まりましたよ。そしておもむろに
「この一人芝居は別料金が発生します。だから今日はお見せできませんっ!」
良くワカランまま終わった。苦悩するステレン3人とは別に、今日ものびのびとリハに臨む怪人さんなのでした。
本番でもお肉の一人芝居はやらないよ。
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