9月1日(月) 対戦相手:オーダー
川崎市
小児科クリニックの待合室でのバルーングリーティングのお仕事です。ここまで何回か来させて頂いておりますが、待合室で風船が割れたのは始めてです。小さく弾けたりとか、空気抜けてしぼんだりとかはありました。でも今日のはパンパンに膨らんだ風船でして、こういうのは
破裂音がデカイ!
お昼近くの時間帯で冷房も効いて快適でお父さんお母さんはちょっとウトウトしたくなる最適な空間で
一瞬にして緊張感が走る待合室。そして、その後気弱な声で
「ゴメンなさーい。」
お子さんよりも親御さんの方がビックリしてましたね。失礼致しました。でもお子さんは、具合が悪くてグッタリしてる子以外は風船の破裂音にも負けないくらい元気ですね。玩具でガシガシ遊んでますもん。さて、その事件が起こるかなり前。小学校三~四年生くらいの女の子が近寄ってきました。既にバルーンはプレゼントしてますが、待ち時間が長いからでしょう、ちょっと待つのにも飽きてきたかな?
「おねえちゃん、こんにちは。何、作ろうか?」
「一番難しいのを作って下さい。」
【一番難しいの】というオーダーは初めてだし、とっても禅問答的ですよ。何を以って【一番難しい】なんだろう?何本も色違いの風船で作られる大型のキャラクターを模した作品の事なのでしょうか?確かにボクはこの手の作品作りませんし、作れませんし、「今、作って。」と言われたら一番難しい作品ですね。とは違って、作品にするのが難しいイメージのモノもありますよ、観念的な【平和】とか【幸せ】とか【おもてなし】とか【やさしさ】【平和】や
など、この女の子はそういう事を言いたいのだろうか?と瞬時に考えて導き出した答えは、
「一番難しいのはですねぇ、、、作れません!」
いや、「作れない。」ってのは正確には伝わらないんですけど、難しいものって大人になると自分から進んで挑もうとしなくなるよね。難しいものを簡単にしようと努力するのが大人だよなぁ、と言い放ってから気づいたのです。たまにはいばらの道を進んだ方が、己を鍛え上げて底力がアップしたりするのでしょうが、やっぱり通らなくて良い困難な道は通らないよね、それが大人の知恵というものだと思うのです。
難しい事に挑んでますか?
▲「いやー、回避しがちですね。」って方、ポチっとな。
わたくし「体重を落とす。」という事に挑み続けて1年半以上。いまだに成果がありません。難しいね。