11月16日(木) 対戦相手:機嫌
板橋・稽古場
稽古場に40分遅れでやってきたなっぱちゃん。入ってくるなり、なんかカリカリしています。鞄から台本を机にバーン!って投げ出しました。
「なっぱ、何でキレてんの?」
「聞いて下さい。バイト先で、何か訳解らないですけど、お客さんに怒鳴られたんです。」
「ふむふむ。」
「それで○○さんがシフト組むのに大変だっていう愚痴を聞かされて、そんな気持ちで仕事してたらミスして、そんな自分に腹が立ちながら稽古場に向かったら場所間違えて、あっち(遠い方の稽古場)行っちゃったんです。」
「そっかあ。つまり君は、人のイライラから嫌な気持ちを受けた。という事が言いたい訳だな?」
「はい。」
「オレも今そんな気持ちだよ。」
「あ!」
まあ女の子だし愚痴りたいときには愚痴ればいいさ。そんな時の年寄りふたり(ボクと成田山)だからな。でも成田山にそんな話をすると
逆に切れるよ。
かく言うワタクシもちょっとだけ蒼よりも深いブルーになったけどさ。反省した面持ちでなっぱは
「じゃあこれ読んでみて下さい。」
手渡されたのは、なっぱが学校で使ってる朗読用のテキストなんですが、ある雑誌の掲載されたコラムのコピーでした。『SKYWARD』という飛行機に乗った時だけに読める雑誌の、浅田次郎さんのコラムです。さすがに作家さんだけあって文章が面白く引き込まれてしまうのですが、コラムの内容が
ハゲ
の話で、浅田さんがどうして今のような髪型になったのか?ここに至るまでの苦労などを書いておられました。読み終わった後、なっぱの思惑通り、ちょっとだけ機嫌が直りました。というか
ハゲまされた?
さて、投稿できるか?
反省した面持ちの直前まで。
ナルルさん>>感動しましたか?
まあ若い子のグチも聞ける大きな器でありたいと思ってます。